11月28日に行われるブンデスリーガ第14節2日目には、武藤嘉紀が所属するマインツが本拠地に、長谷部誠の アイントラハト・フランクフルトを迎える。2つの都市、マインツとフランクフルトは40km程しか離れておらず、両方の街に流れるマイン川にちなんで「マインダービー」と呼ばれるこの試合。その見どころを紹介しよう。

マインツのマーティン・シュミット監督にとって、フランクフルトは思い出深い相手だ。2014/15シーズン後半戦の途中、それまでマインツのU23チームを率いていた同監督はトップチームの指揮官として抜てきされると、2015年2月21日のフランクフルト戦でブンデスリーガの監督としてデビューを果たしたのだ。この試合、マインツは0−1とリードされながらも、3−1と逆転勝利を収めている。長髪とひげがトレードマークのシュミット監督は、就任以来の勝率38%とマインツ歴代監督の中でトーマス・トゥヘル(現ドルトムント)監督と並んで最も高い数字をマークしている。また、新エースとしての地位を確かなものとしつつある武藤だが、前節のケルン戦では代表戦の疲れを考慮されてか、先発した12試合の中で最も早い時間(68分)に退いた。この交代に「 悔しい」とコメントした武藤の、奮起のゴールにも期待したい。

一方のフランクフルトは、直近の9試合で1勝のみと元気がなく、第5節から獲得した勝ち点は7で、ブレーメンの6に次いでリーグ内で2番目に少ない。また、シーズンをまたいで22試合も交代選手によるゴールがないというブンデスリーガ現所属チームの中でワースト1位の数字も気になるところだ。しかし裏を返せば、途中出場の選手の活躍で道が開けるともいえるだろう。本来、ホームで強いフランクフルトだが、ここ2試合はアウェーで負けていない。3連続負けなしとなれば2014年8月から9月にかけて以来のアウェーでの好成績となる。今季のスタートは上々だっただけに、前半戦のうちに好転のきっかけを見出したいところだ。ブンデスリーガ200試合目出場が間近となっている長谷部(現在194試合出場)は、ドイツ1年目である武藤のツイッターに度々登場するなど、後輩を可愛がっている様子だ。しかし、この直接対決では容赦のない戦を見せてくれるだろう。

【今季ここまでの記録】

Tore=得点数
Torschüsse=シュート数
Schüsse/Tor=1得点までに要するシュート数
Gegentore=失点数
Ballbesitz(%)=ポゼッション率
Passquote(%)=パス成功率

【過去の対戦成績】

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