前半戦総括:ケルン
2015/16シーズンのブンデスリーガは前半戦が終了し、冬季の中断期間に入った。そこで、当サイトでは1月22日のリーグ再開を前に、各クラブの前半戦を振り返る。今回は大迫勇也と長澤和輝が奮闘したケルンに焦点をあてよう。
チーム状況
2013/14シーズンで1部再昇格を果たしたケルンが、 着実にブンデスリーガの中堅へと上昇してきた。さらに、今季の前半戦では勝ち点24を獲得し、実に15年ぶりとなる好成績での折り返しに成功している。現在の順位は9位で欧州リーグ(EL)出場圏内の6位からも、わずか勝ち点3差のところにつけているのだ。
ペーター・シュテーガー監督が率いるチームは、1部昇格1年目であった昨季に比べて攻撃的な試合運びをすることが多くなった。とはいえ、前半戦で18得点はリーグで5番目に少なく、改善の余地はある。守備陣は非常に安定しており、21失点はリーグでベスト4。失点ゼロに抑えた試合も5試合あった。
また、ファンにとっても重要だったのはケルンが同地域内のライバルである、メンヘングラートバッハ(ボルシアMG)、シャルケ、レーバークーゼンそしてドルトムントに勝利を収めたことだ。特に前半戦の最終節ではホームで現在2位のドルトムントを相手にロスタイムのゴールで競り勝ち、最高の形で前半戦を締めくくった。後半戦も引き続きこの好調が維持できれば、久しぶりに1部残留以上の目標も見えてくるだろう。
トップデータ
- 残り15分での得点は10と、ドルトムントの11得点に次いでリーグで2位ディフェンダーのミスが原因となった失点がゼロ前半戦で勝ち点24は15年来の好成績(前回は2000/01シーズンの勝ち点25)