2015/16シーズン前半戦の17試合が終了したブンデスリーガは、目下ウインターブレイクの真っ最中だ。当サイトでは1月22日のリーグ再開に向けて各チームの前半戦を振り返る。今回は、酒井高徳が所属するハンブルガーSVに焦点をあてよう。

チーム状況

2年連続の入れ替え戦を経て、北の古豪が息を吹き返した。昨季の終盤に就任し、背水の陣にあったチームを救ったブルーノ・ラバディア監督は着々とそのキャラクターをチームに植え付け、選手たちから“降格恐怖症“を拭い去った。特に、中盤のイボ・イリチェビッチ、ニコライ・ミュラー、そしてルイス・ホルトビーの3選手が、ようやく本来の実力を発揮して監督からの信頼に応えている。

第13節ドルトムント戦と、続く第14節のブレーメンとの北部ダービーでの連勝は、前半戦のハイライトであった。また、前半戦を通してアウェーでの戦いに強さを見せたハンブルクは、敵地でバイエルン・ミュンヘン(勝ち点19)とドルトムント(同16)に次ぐ勝ち点14を獲得した。

トップデータ

  • 17試合でコーナーキックからの失点がゼロだった
  • 前半45分での失点は5と、リーグ内で最少だった
  • アウェーでの勝ち点14は、バイエルンとドルトムントに次いでリーグ3位

前半戦MVP:ルイス・ホルトビー

© DFL DEUTSCHE FUSSBALL LIGA

今季はチームを引っ張る存在となったホルトビーが、前半戦で2ゴール、1アシストの結果を出している。2アシストのみで終わった昨季に比べ、自信を取り戻したキープレイヤーの出来は、チームの結果にも直接つながっている。

中盤のダイナモとして大きな役割を果たしており、チームで1番の走行距離である1試合平均12.2kmを誇り、球際の競り合も396回のうち52%をものにしている。

酒井高徳

ハンブルクでの船出は難航し、前半戦の第11節までは出場機会に恵まれずに我慢の時期を過ごした。それでもひたむきさを貫いた酒井は、仲間のけがもあり第12節ダルムシュタット戦で先発のチャンスを得ると、残りの5試合でもポジションを守り切った。「思っていた通り、試合に出るにつれて自分のパフォーマンスも上がってくる」と本人が話すように、サイドバックとして守備面が安定し、気の利いた配球で攻撃の起点となるプレーも多く見せている。

2015/16シーズン前半戦総括一覧