香川「最後にワンプレーに懸けて」
12月5日に行われたブンデスリーガ第15節で、香川真司の所属するドルトムントは敵地でウォルフスブルクに2-1で勝利した。55分から出場し、ロスタイムに劇的な決勝ゴールを決めた香川が試合後、インタビューに応じた。
――試合についてはいかがですか?
香川 結果的に自分が最後に(点を)取れましたけど、最後はすごく苦しい試合でした。前半の入りはすごく良かったですけど、その中でポストに2回当たったり、チャンスを決められず流れが変わりつつあって・・・。後半も相手が完璧に主導権を握っていて。なかなかカウンターも決まらず、苦しい試合でした。最後に追いつかれて、改めて厳しさを感じたんですけど、最後にワンプレーに懸けて、うまくゴールに流し込めたと思います。
――ピシュチェクにボールを出したのは香川選手で他にもいろいろな選択肢があったのでは? なぜピシュチェクにパスを出したのでしょうか?
香川 後半からの出場でしたけど、いくら準備をしても、これだけインテンシティが高い中に途中から入るのは難しいなと、改めて感じました。だから、あまり余裕がなかったので、簡単に散らして、(それから)中に入っていこうと思ってました。ピシュチェクがうまくダイレクトで(クロスを)入れてくれて、ミキ(ミキタリヤン)もしっかりと折り返してくれて、一連の流れはすごく良かったと思います。
――シュートもうまく抑えてました。
香川 本当に最後はうまくダイレクトでつながって、イメージ通りに(自分のところにボールが)来たので、シュートはすごく集中して、抑えて打つことを意識しました。
――シャルケとのダービーなど、こういう重要な試合でもゴールを決められています。
香川 まぁ、そうですね、それはすごく大事ですし、こういうゲームで結果を残せるというのは良いことだと思うので、それはしっかりと継続して。ただ、まぁ次の試合の相手はフランクフルトで、中位のチームですけど、そういうチームにしっかりと高いモチベーションで臨めるようにしたいと思います。