近年、バイエルンとドルトムントの直接対決は世界中の注目を集めるビッグイベントとなっている
近年、バイエルンとドルトムントの直接対決は世界中の注目を集めるビッグイベントとなっている

ブンデスリーガ最強決定戦「デア・クラシカー」とは?

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香川真司の所属するドルトムントが3月5日、勝ち点8差で首位を走るバイエルン・ミュンヘンを本拠地で迎え撃つ。この2クラブの対戦は「デア・クラシカー」と呼ばれ、近年、スペインの「エル・クラシコ」(=バルセロナとレアル・マドリードの間における伝統的な対戦)に引けを取らない注目を集めている。本稿では、今季2度目の「デア・クラシカー」を前にその歴史をたどる。

そもそも「デア・クラシカー」とは?

先頭の「デア(der)」は、ドイツ語特有の定冠詞(英語のthe)、そして「クラシカー(Klassiker)」は「伝統的なもの、定番のもの」という意味。近年のドイツサッカーにおける「デア・クラシカー」は、他でもなくバイエルン・ミュンヘンとボルシア・ドルトムントのライバル対決を指す。

対戦成績は・・・

「デア・クラシカー」のこれまでの対戦成績は、バイエルン42勝、ドルトムント23勝、引き分け28試合と、ドルトムントがバイエルンに大きく差をつけられている。しかし、2010/2011と2011/2012シーズンにユルゲン・クロップ前監督率いるドルトムントがブンデスリーガの連覇を果たした際には、ドイツサッカー連盟カップの決勝も含め、ドルトムントがバイエルンに5連勝した。この後、バイエルンとドルトムントのライバル関係はさらに白熱している。

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