フメルスは5月14日、慣れ親しんだジクナル・イドゥナ・パークに別れを告げた - © gettyimages / Sascha Steinbach/Bongarts
フメルスは5月14日、慣れ親しんだジクナル・イドゥナ・パークに別れを告げた - © gettyimages / Sascha Steinbach/Bongarts
ブンデスリーガ

ホーム最終戦を終えたフメルス「センチメンタル」

ドルトムントの主将マッツ・フメルスは来シーズン、バイエルン・ミュンヘンへ移籍する。ドルトムントでのホーム最終戦を終えた直後、インタビューに応じた。

——8年半を過ごしたドルトムントでの最後のホーム戦となりました。どのようなことが頭に浮かびましたか?

フメルス ここでのウォーミングアップは最後で、試合後の南スタンドへのあいさつも最後になるであろうというのは、不思議な感じでした。ここ数年、自分の生活の一部だったのに、今後はそうでなくなるというのは妙な感じです。自分は“最後”というのが好きな方ではありません。でも、それは頻繁に起こるわけではないですからね。ここでの最後の食事、家からここに向かうのもきょうが最後・・・。センチメンタルです。でもこういうことは付きものですから。残念な気持ちとともに、ここで素晴らしい時間を過ごせてよかったと思います。何かとお別れするときは、うまく対応しないといけません。

——きょうはファンからのブーイングはありませんでした。

フメルス それはとてもうれしかったです。ドルトムントでの時間は長く、インテンシブでしたから。前回のホームでのウォルフスブルク戦でサポーターらが感情的になったのは、理解しています。移籍の意向が明らかになった直後でしたし、自分がどうしてもここを去りたいという噂もあったようです。この8年半、自分はここでの(サポーターらの)感情的な動きから得るものも大きかったです。だから、それがちょっとばかり向かい風になっても、しょうがないです。たとえ、きょうブーイングを浴びていたとしても、ここでの良い思い出は消えません。

- © gettyimages / Sascha Steinbach/Bongarts

——DFB杯の決勝でドルトムントの一員として最後に戦う相手はバイエルンです。どのようなお気持ちですか?

フメルス 当然、勝ちたいと思います。ドルトムントにいる限りは、バイエルンを打ち負かしたいです。そのために、みんなと一緒に全てを出します。自分たちは長い間、タイトルから遠ざかっていますし、ここでもう一度、タイトルを手に入れたいです。この一戦で勝利することは、自分たち全員にとって、とても大きなことです。その思いをピッチで見せられたらと思います。個人的にはプレッシャーもあります。この試合はパス成功率100%、1対1の勝率100%でなければ、一つのミスが命取りとなります。自分が約束できるのは、ベストを尽くすということだけです。

——ドルトムントは過去2年、決勝で敗れています。2012年のように優勝するには何が必要でしょうか?

フメルス そのクオリティーが自分たちにはあります! リーグ最後の2試合は100%のクオリティーではありませんでした。残念でしたね。リズムを保つことができていればよかった。これからの1週間、決勝でバイエルンに勝つために必要なインテンシティを取り戻したいと思います。90%ではダメ。95%でも足りません。とはいえ、リラックスもしていなければ。緊張してしまったら、負けるでしょう。“芸術”ですよね。優勝するために、身体的にも精神的にも最高のコンディションに持っていきたいと思います。決勝で勝ち、トロフィーを掲げるというのは、本当にかけがえのないことなんです。チームのみんなは2012年の最高の瞬間を今でも覚えています。