快進撃のヘルタとマインツ、原口と武藤の日本人対決にも注目だ
快進撃のヘルタとマインツ、原口と武藤の日本人対決にも注目だ

第17節の注目カード(2):ヘルタ対マインツ

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12月20日のブンデスリーガ第17節の最終日には、原口元気が所属するヘルタ・ベルリンが本拠地で、武藤嘉紀のマインツを迎え撃つ。本稿では、快進撃を見せる2チームが対戦するこの試合の見どころについて紹介していく。

現在3位のヘルタは前半戦で9勝と、すでに昨季の合計勝利数と並ぶ快進撃を見せている。特にその攻撃陣からは目が離せない。キックオフと同時に勢いよく相手ゴールを脅かし、直近の2試合を含めて開始15分までに今季通産5得点を挙げている。これは、ホッフェンハイムと並んでリーグトップだ。そして、FWのサロモン・カルーとベダド・イビシェビッチは、1ゴールを奪うために要するシュート数4本以下と、リーグ内で最も高い決定率を誇る。また、サイドのMFとして定位置を確保している原口だが、得点は第4節のシュトゥットガルト戦での1点に留まっている。それでも積極的にゴールを狙い続ける姿勢は、チームで2番目(タイ)に多い21本のシュート数にも表れている。待望の今季2ゴール目に期待したい。

一方のマインツも、前半戦で素晴らしい成績を残してきた。10月末にドイツサッカー連盟カップ(DFB杯)で1860ミュンヘンに敗戦を喫した以降は、直近の6試合で負け知らず。勝ち点12を獲得している(3勝3分)。アウェーでの強さも光り、ここ4試合、敵地で負けがない(2勝2分)ことは、ベルリンへ乗り込むマインツにとって大きな自信となるだろう。前節のシュトゥットガルト戦では無得点だった武藤だが、香川真司(ドルトムント)と岡崎慎司(当時マインツ)の記録である、日本人選手による前半戦最多の8得点にあと1点と迫っており、記録の更新に注目が集まる。

【今季ここまでの記録】

Tore=得点数
Torschüsse=シュート数
Schüsse/Tor=1得点までに要するシュート数
Gegentore=失点数
Ballbesitz(%)=ポゼッション率
Passquote(%)=パス成功率

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【過去の対戦成績】