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ボアテング「自分はおとなしいタイプ」

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バイエルン・ミュンヘンのジェローム・ボアテングは、後半戦の開幕となったハンブルガーSVとの試合で負傷し、現在はリハビリに励んでいる。同選手が当サイトドイツ語版の独占インタビューで、現在のコンディションやチームの目標について語った。

——ボアテング選手、トレーニングウェアを着ているということは、よい知らせと受け止めてよいでしょうか? 1月22日の試合で内転筋を負傷しましたが、現在の状況はいかがですか?

ボアテング そう思ってくれていいですよ。調子はいいですし、現在は1日2回の練習をこなせるようになりました。もちろん、やり過ぎてはいけませんし、徐々に取り組んでいかないといけませんが、良くなってきています。

——けがとどう向き合っていますか? 我慢強くでしょうか? それとも早くピッチに戻りたくてしょうがないですか?

ボアテング 後者ですね(笑)もうすぐプレーすることが楽しみで仕方ありません。

——それはつまり、ボアテング選手とは一緒に試合を観戦しない方がいいかもしれませんね・・・。

ボアテング そう忠告しますよ。ずっと落ち着いていられないので、隣の人にとっては迷惑でしょうね。プレーすることができなくて、試合を観戦するのは難しいことです。ピッチにいるときより、落ち着いていられません。ちょっと対応しないといけませんね(笑)

——ドイツ代表のイングラントとイタリアとの親善試合もそうなるでしょうか?

ボアテング そりゃそうですよ! これがトーナメント方式の大会であれば、なおさらインテンシブになったでしょう。今回は親善試合ですが、見るのはあまり好きではありません。もちろん、チームの健闘は祈っていますよ。

- © gettyimages / Alex Grimm/Bongarts

——チーム練習の合流や実際の復帰時期についてのめどは立っていますか?

ボアテング 慎重にいかないといけませんが、3、4週間後には準備できていると思います。

——ということは、ドイツサッカー連盟カップ(DFB杯)と欧州チャンピオンズリーグ(CL)、そして史上初のブンデスリーガでの4連覇達成には間に合いますね?

ボアテング ブンデスリーガと4連覇達成については、とても楽観的に見ています。これは自分たちみんなの大きな目標でもあります。CLでも次のステージ、準決勝へ進出することを願っています。そうなれば、自分も出場できるでしょうから。CLも大きな目標です。

——現在、バイエルンでもドイツ代表でもボアテング選手は絶対に欠かせない選手となっています。つまり、ワールドクラスの選手になっているということです。

ボアテング その通りですし、それについてとてもうれしく思っています。

——これまでの道のりを教えていただけますか?

ボアテング ピッチの上ではどんな状況でも冷静さを保ち、より良い方法を探そうと心掛けていたという、事実に拠るところだと思います。もっと向上するために、自分の試合は何度も見ます。今日ではDFはディフェンスだけをしていればいいということではありません。もちろん主な仕事はそのままですが、現在ではゲームを組み立てなければいけません。

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—これから、バイエルンとドイツ代表で大きなチャレンジが待ち受けています。バイエルンのジョゼップ・グアルディオラ監督がチームを去ることは、どのような役割を果たすでしょうか?

ボアテング それほど大きな役割はありません。信じたくない人もいるでしょうが、僕たちは今、夏のことについては興味がありません。みんなで同じ目標があり、それに向かって集中しています。誰も試合に入るときに、夏から新監督になることを考えたりはしませんよ。僕たちはむしろ、シーズンのクライマックスが始まったと感じています。それは自分たちにとってチャレンジです。

——ボアテング選手はリーダー的な存在になっています。この役割をどう思っていますか?

ボアテング 自分はおとなしいタイプで、ピッチでわめいたりはしません。もちろん、スタジアムの喧騒にかき消されないように、あるいは距離の問題によって、大声で叫ぶこともあります。でも一番大事なことは、パフォーマンスで証明し、良い対応策を見つけることです。僕は、おとなしいタイプなんですよ。

——この夏、バイエルンはアメリカツアーを行います。アメリカと言えば、世界的に有名なラッパーで、音楽プロデューサーでもあるJay Z氏と親交がありますよね。

ボアテング サッカーは世界的な関心事になりました。世界中の人々が、ドイツサッカーにも、バイエルンにも興味を持ってくれています。だから、アメリカツアーをとても楽しみにしています。現地にたくさんのファンがいますから。

——Jay Z氏については?

ボアテング 彼と出会ったことは、自分にとって特別なことでした。スポーツや音楽、国際的なコラボレーションについて話しました。今は何ができるか、考えています。

——プライベートでも好んでアメリカに訪れていると聞きました。

ボアテング 何日か休みをもらったとき、アメリカに旅行したことはあります。現在の状況ではちょっと難しいですね。ブンデスリーガ、他の大会、それからフランスの欧州選手権にも出場したいですから、バイエルンでのアメリカツアーまで、行くのはお預けです。

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