インゴルシュタット戦の前半はスコアレスで折り返したが、後半にグアルティオラ監督(左)からラーム(右)に渡されたメモで試合が動いた - © © imago / ActionPictures
インゴルシュタット戦の前半はスコアレスで折り返したが、後半にグアルティオラ監督(左)からラーム(右)に渡されたメモで試合が動いた - © © imago / ActionPictures

ラーム「監督は自分がゴールを決めるようにと」

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12月12日に行われたブンデスリーガ第16節で、バイエルン・ミュンヘンが本拠地でインゴルシュタットに2-0で勝利し、前半戦の首位を確定させた。この試合で2点目を決めた主将のフィリップ・ラームが試合後、インタビューに応じた。

——フィリップ・ラーム選手、前半戦の優勝、おめでとうございます。この“タイトル”はどんな意味があるでしょうか?

ラーム 首位でクリスマスと新年を迎えられることは、いつもうれしいですね。とても良い気分です。自分たちは常に(順位で)上に立っていたいと思っていますから。

——インゴルシュタットは攻撃的でした。驚きませんでしたか?

ラーム プレッシャーを掛けられるだろうと思っていたので、特に驚きはしませんでしたよ。自分たちにちょっと問題もあって、相手は本当にうまくやっていました。インゴルシュタットはボールを支配する自分たちのようなプレーをしてきました。彼らはそれを見事にやっていたし、それについては賛辞を送らないとです。

——前半のバイエルンは何がうまくいかなかったのでしょうか?

ラーム ここ数年の成果を考えると、そう見えてしまうってことだと思うんです。ここ数週間、数カ月、自分たちは常にエネルギーを注いできました。ただ、きょうの試合の前半はそのエネルギーを少し欠いていた。だから、いつものようなプレーには見えなかったのでしょうね。それに現在、残念ながらまた多くの負傷者がいます。そうなると、自分たちがやりたいようにローテーションを組めないのです。ただ、それは言い訳にはならないので、そこから学んで、常にピッチの上で自分たちができることを見せなければなりません。

——ハーフタイムにインゴルシュタットは90分間を通じてこのような戦い方はできないだろうと思いましたか?

ラーム 自分たちはやり方を少し変えたんです。監督から違うやり方の指示がありました。自分もインゴルシュタットはどこかで疲れるだろうと思っていました。あのやり方で90分を戦い抜くのは厳しいですから。ただ、このような試合でも勝たなければなりません。

——後半の試合中にジョゼップ・グアルディオラ監督から渡された手紙には何と書かれてあったのですか?

ラーム 監督は自分がゴールを決めるようにと。一番良いのは左足でと。自分は模範的なプロサッカー選手ですから、そのようにやりましたよ(笑) 冗談はさておき、その内容については控えさせてもらいます。ただ、それまでとは戦術が少し変わったことはお分かりいただけたでしょう。

——12月15日(火)にはインゴルシュタットと同じ昇格組のダルムシュタットとドイツサッカー連盟カップ(DFB杯)の3回戦で対戦します。

ラーム (一発勝負の)DFB杯ですので、次に進みたいです。また、ホーム戦です。インゴルシュタット戦よりも良いプレーをしたいですし、また多くのエネルギーを注ぎたいと思います。