準決勝に続き1点を守り抜いた若きドイツ代表がコンフェデレーションズカップの頂点に輝いた - © © gettyimages / Dean Mouhtaropoulos
準決勝に続き1点を守り抜いた若きドイツ代表がコンフェデレーションズカップの頂点に輝いた - © © gettyimages / Dean Mouhtaropoulos

U21に続きA代表もドイツが頂点!コンフェデ杯初優勝

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FIFAコンフェデレーションズカップ2017決勝が7月2日に行われ、ドイツ代表はチリ代表と対戦し、1ー0で勝利した。これにより、今大会参加国で平均年齢が最も若かったドイツが、コンフェデレーションズカップ初優勝に輝いた。 チリ代表 0ー1 ドイツ代表

高い位置から激しいプレスを仕掛けるチリ相手に、ドイツはゲームを組み立てられず、立ち上がりから劣勢を強いられる。まずは5分、シュティンドルが中盤でボールを失うと、チリは素早く縦へつなぎ、左のビダルがクロスボール。ゴール前に走り込んだアランギスが絶妙のトラップから後方に落とし、ビダルが至近距離から狙ったが、テアシュテーゲンがかろうじてブロックした。

7分、ギンターからシュティンドルへの縦パスをインターセプトされ、ビダルが遠めの位置からやや強引にシュート。13分にもリューディガーからゴレツカへ入ったところを狙われ、最後はバルガスに打たれるなど、ドイツはビルドアップすらままならない展開が続く。

さらに20分には、ビダルの強烈なミドルシュートをテアシュテーゲンがブロックするも、こぼれ球をサンチェスに詰められる。しかしサンチェスはこのチャンスでキックミスを犯してしまい、ボールはネットに収まらない。

すると同じ20分、最後尾でボールを持ったディアスにシュティンドルがプレスを仕掛けると、ディアスが逃げた先に待ち構えていたのはウェアナー。ボールを奪ってペナルティーエリア左に進入し、GKブラボが出てきたところで中へ折り返すと、シュティンドルが無人のゴールに流し込む。ここまでまったくチャンスを作れていなかったドイツが、相手のミスを逃さず均衡を破った。

先制点を決めた勢いに乗り、徐々にドイツがリズムを取り戻す。36分、バイタルエリア中央のルディが右前方に送ると、ペナルティーエリア右のゴレツカがフリーとなり、ファーサイド目がけて右足を振り抜く。しかしインサイドに引っ掛かってしまい、ボールは左ポストの外側へ流れていった。

さらに前半終了間際の45分、チリが最終ラインで回していたパスを、ドラクスラーが高い位置でカット。DFを引きつけたところで左へ出し、ゴレツカがGKと1対1の場面を迎えたが、シュートはブラボが防いでいる。

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- © gettyimages / Matthias Hangst