ワイザーとシュトッカーのゴールで快勝したヘルタがベスト16に進出
ワイザーとシュトッカーのゴールで快勝したヘルタがベスト16に進出

好調ヘルタがザンクト・パウリを下す

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10月25日、ドイツサッカー連盟カップ(DFB杯)の2回戦が行われ、原口元気所属のヘルタ・ベルリンが敵地で宮市亮所属のザンクト・パウリに2ー0で勝利した。先発出場の宮市は73分までプレー、原口はベンチ入りしたものの出場機会はなかった。

ザンクト・パウリ 0ー2 ヘルタ・ベルリン

サポーターが持ち込んだ発煙筒の煙でキックオフ直後に数分間試合が中断するアクシデントがあったが、試合内容は大方の予想どおり、ブンデスリーガで好調のヘルタが2部最下位のザンクト・パウリを押し込む展開となった。最初のチャンスは13分、ヘルタは中盤でのボール奪取から左サイドへ展開。カルーの折り返しを逆サイドからワイザーが詰めたが、惜しくもゴールはならなかった。23分にはFKのこぼれ球を拾ったワイザーがミドルシュート。しかしこのシュートも大きく枠を外れた。

25分過ぎからザンクト・パウリも徐々に形を作りはじめ、27分には3人のコンビネーションで右サイドを崩してシュート。30分には前線のリトカがペナルティーエリア内に縦パスを呼び込んで惜しいシーンを作る。さらに40分には右サイドの深い位置までボールを運んだ宮市の折り返しからリトカがシュートを放つ。

しばらくチャンスがなかったヘルタも42分、自陣深くで奪ったボールを素早く前線のイビシェビッチへつなぐと、イビシェビッチのマイナスのパスを受けたカルーがシュート。相手DFに当たってこぼれたボールをワイザーが拾い、横ばいのドリブルで相手を交わして先制点を決めた。

後半はザンクト・パウリが先にチャンスを作ったが、FKからのホーンシュのヘディングシュートは惜しくもゴールならず。逆に50分にはゴール前でのワンツーからカルーが放ったシュートがポストを直撃する。ヘルタに追加点が生まれたのは54分、またしても速攻から右サイドのワイザーが個人技で相手を交わし、狙い済ましたクロスを供給。これをシュトッカーが押し込んで2ー0とした。

ザンクト・パウリは60分、前線にシャヒン、ピクルトとフレッシュな選手を同時に送り込み、80分にはピクルトのヘディングシュートがバーを叩く。しかし、最後までヘルタのゴールを割ることができないままタイムアップ。ヘルタが順当に3回戦に駒を進めた。

【得点】
ヘルタ・ベルリン:ワイザー(42分)、シュトッカー(54分)

【ラインナップ】
ザンクト・パウリ(4ー4ー2)
ヒンメルマン;ホーンシュ、アフェフォル、コグリン、ブバラ;宮市(76分 ドゥクシュ)、ネーリヒ、ブーフトマン、ソボタ;リトカ(60分 シャヒン)、チェ・ギョンロク(61分 ピクルト)

ヘルタ・ベルリン(4ー2ー3ー1)
ヤルステイン;ペカリク、ラングカンプ(63分 アラン)、ブルックス、プラッテンハート;シェルブレッド、シュターク;ワイザー、シュトッカー、カルー(90分 クルト);イビシェビッチ(76分 シーバー)