Summary

  • 3位ドルトムントと4位ホッフェンハイムの直接対決
  • 勝負の行方を左右する5つのマッチアップを紹介
  • 所属チームを3位に導くのは果たして誰か?

来季の欧州チャンピオンズリーグ(CL)の切符は残り2枚。最高峰のトーナメントへの参戦権を懸けて3位ドルトムントから6位ライプツィヒまでの4チームが最終節で火花を散らす。最終節では3位ドルトムントと4位ホッフェンハイムが激突。シーズンファイナルにふさわしい大一番を前に、勝負の行方を大きく左右しそうな5つのマッチアップをピックアップした。

フローリアン・グリリッチュ vs マーコ・ロイス

ドルトムントにとってロイスほどチームの出来を左右する選手はいない。長期離脱から第22節にカムバックを果たすと、出場10試合で6ゴールを記録。スピードに乗ったドリブルは相手チームにとって脅威だ。そのロイスを止めるミッションを背負うことになりそうなのがグリリッチュだ。後半戦にレギュラーの座をつかむと、出場停止の1試合を除く15試合に先発出場。1試合平均の走行距離が12.1キロという豊富な運動量で終盤戦の巻き返しに貢献した。ただし、対人勝率は52%と平凡な数字で、ロイスとのスプリント勝負では苦戦を強いられる可能性もある。

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ベンヤミン・ヒュープナー vs マクシミリアン・フィリップ

フィリップはドルトムント加入1年目ながらここまで19試合でチーム最多の9ゴールを記録。56%の成功率を誇るドリブルを武器に次々とチャンスを作っている。一方、フィリップに立ちはだかるヒュープナーはチームナンバーワンの対人勝率を誇り、ドリブル阻止率は実に73%。今季はキャイアハイの3ゴールと守りだけでなく攻撃面でも存在感を示している。

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ニコ・シュルツ vs クリスティアン・プリシッチ

両チームのサイド攻撃を担うのがシュルツとプリシッチだ。クロス本数ではシュルツが62本、プリシッチが55本と前者がややリードしているが、シュート数とゴール数では15本で1ゴールのシュルツに対し、プリシッチは38本で4ゴール。シュルツがサイドに張りついてチャンスメークするのに対し、プリシッチは中央に切れ込んで自らも積極的にゴールを狙う。1試合あたりのスプリント数は両者ともに32本。サイドのスピード勝負も大きな見どころとなりそうだ。

© DFL DEUTSCHE FUSSBALL LIGA / Lukas Schulze

アンドレイ・クラマリッチ vs マヌエル・アカンジ

第24節から9戦連続勝ち点獲得というホッフェンハイムのロングスパートをけん引したのが、後半戦に入ってゴール量産中のクラマリッチだ。現在リーグ最長の77試合連続出場中のタフマンは、第21節のヘルタ・ベルリン戦で公式戦24試合ぶりのゴールを決めると、その後のリーグ戦12試合で10ゴール2アシストを記録。この間にチームは勝ち点25を稼ぎ出した。クラマリッチを迎え撃つ左サイドバックのアカンジは、最高時速34.8キロの快足を誇り、ドリブル阻止率は75%。クラマリッチと言えども突破するのは容易ではなさそうだ。ただし、クラマリッチにはリーグ最多の4ゴールを記録している強烈なミドルシュートがあり、臨機応変に攻め手を変えて突破口を開きたい。

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マーク・ウト vs エーマー・トプラク

ホッフェンハイムもう一人の点取り屋ウトは、今季チームトップの14ゴール7アシストを記録。その特徴はそれまで完全に消えていても突如ゴールを挙げてしまう決定力の高さだ。1試合平均のボールタッチ数はチームワーストの36回だが、1ゴールあたりに要するシュート数はわずか4本。ビッグチャンスでの得点率は73%を誇る。一方、対峙するトプラクはリーグトップクラスの対人勝率66%を誇りながら、ファウル数はわずか20回。また、トップスピードはブンデスリーガのDFナンバーワンの時速35キロを誇る。気がかりなのは、最終戦の出場が危ぶまれていること。仮に欠場となればドルトムントにとって大きな痛手となる。

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予想ラインナップ

ホッフェンハイム(3ー5ー2)
バウマン;アポグマ、フォークト、ヒュープナー;カデラベク、ジュリ、グリリッチュ、アミリ、シュルツ;クラマリッチ、ウト

ドルトムント(4ー1ー4ー1)
ビュルキ;ピシュチェク、ザガドゥ、アカンジ、シュメルツァー;ワイグル、プリシッチ、ゲッツェ、ロイス、サンチョ;フィリップ