ナルド「勝利に値していたのは我々」
ブンデスリーガで92回目となるルール・ダービーが4月15日に行われ、香川真司のドルトムントを本拠地に迎えたシャルケが2ー0で勝利した。ダメ押しとなるチーム2点目を決めたシャルケのナルドが、試合後のインタビューに応じている。
――ドルトムントとのダービーに勝利した気分はいかがですか?
ナルド まるで子どものように喜んでいます。しかしシャルケファンの皆さんのことを考えると、さらにうれしいですね。シャルケに関わるすべての人にとってこの勝利がどのような意味を持つか、そして彼らが何を私たちに期待していたか、私は分かっています。我々はピッチ上で戦い、そしてドルトムントにほとんどチャンスを作らせませんでした。我々のパフォーマンスは素晴らしかったと思います。90分間を通して、非常に集中して試合ができました。前節ハンブルガーSV戦の結果に我々は本当に失望しましたが、このドルトムント戦では我々本来のメンタリティーを見せることができたと思います。確かに長いシーズンの中では、調子が落ちてしまう時もあるかもしれません。しかしそれはハンブルク戦で、このドルトムント戦ではなかったことが幸いでした(笑)
――シャルケ側の喜びは大変なものでした。試合後、ドメニコ・テデスコ監督もファンが陣取る北側ゴール裏に上っていましたね。
ナルド ファンも、テデスコ監督がどれだけシャルケにとって重要なのか分かっているのでしょう。彼がシャルケに就任したその日から、彼がこのクラブにとってパーフェクトな人物であることを我々は感じ取っていました。監督は公の場で大騒ぎをしたがるような人間ではありません。しかし今日は、2014年9月以降では初のダービー勝利です。監督のおかげもあり、今日の試合で勝利に値していたのは我々でした。
――しかしテデスコ監督は「欧州チャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得まではまだ気が抜けない」と言っています。
ナルド 私もいつも気を抜かないようにしています。しかしCLの舞台に戻ることが、ゆっくりと現実になろうとしているのも事実です。レーバークーゼンも今節白星を飾りましたし、今日のダービー勝利は、順位表の上でも非常に重要なものとなりました。これで5位と8ポイント差になりましたからね。監督はいつも非常に慎重ですが、残り4試合ということを考えれば、我々は非常に良いポジションにいるのではないでしょうか。