Summary

  • 第13節ドルトムント対シャルケの「ルールダービー」
  • 両者の現在のリーグ成績は対照的
  • ダービー経験豊富なドルトムント選手に対し、シャルケは?

ドルトムントとシャルケによる91回目の「ルールダービー」が11月25日に前者のホームで開催される。リーグ戦5試合未勝利で首位から5位まで転落したドルトムントに対し、6試合負けなしで2位に躍り出たシャルケと、両者の現状は正反対だ。また、「ルールダービー」におけるそれぞれのメンバーの経験も対照的となっている。

新生シャルケ、10選手がダービー初陣

「これは普通のサッカーの試合じゃない」。そう言うのはリーグ戦で7回と2011年のドイツ・スーパーカップでドルトムントと激突しているシャルケ守護神ラルフ・フェアマンだ。同選手とマックス・マイヤーは現在のシャルケメンバーではルールダービー最多出場となっている。

シャルケは今夏、内田篤人(現ウニオン・ベルリン)やクラースヤン・フンテラー、ベネディクト・ヘーベデスら長年在籍した選手がチームを去り、メンバー編成が大きく変わった。フェアマンとマイヤーに続くのが現在離脱中のレオン・ゴレツカの4回とマティヤ・ナスタシッチの3回で、実に10選手がルールダービー未経験者。7選手は2回目の対戦となる。全選手の試合数を足しても、その数は36回だ。

現在のシャルケ選手でルールダービーの最多経験者はGKフェアマン © imago / Kolvenbach

ドルトムント最多はベテランGKの23回

一方、ドルトムントGKローマン・バイデンフェラーはシャルケ全体の経験値に匹敵するほど、場数を踏んできた。ベテランGKはリーグ戦でライバル相手に23回もゴールマウスを守っている。

さらにヌリ・シャヒンは14回、マーセル・シュメルツァーは12回、ネベン・ズボティッチは10回、ルカシュ・ピシュチェクも10回と、ドルトムントにはダービー経験者が豊富に揃っている。バイデンフェラーとズボティッチはベンチスタートが濃厚で、ピシュチェクは離脱中ということを差し置いても、香川(9回)やピエールエメリック・オバメヤン(8回)、ソクラテス(6回)、マリオ・ゲッツェ(5回)とシャルケ戦の独特のな雰囲気に慣れた選手は多い。

14選手がすでに2回以上のダービーを戦っており、全選手の試合数はシャルケのそれの3倍以上となる123回。初体験となるのはダンアクセル・ザガドゥ、マハムート・ダフート、マクシミリアン・フィリップ、アンドリー・ヤルモレンコ、エーマー・トプラクら新加入選手だ。

香川はシャルケ戦9試合で4ゴールを挙げており、敗れたのは一度だけ © gettyimages

得点数は14対2

ダービー勝利経験者もドルトムントに軍配が上がる。14選手が一度はこの特別な瞬間を経験済み。7選手はそれを2回以上も味わっており、バイデンフェラーに至っては7回、シュメルツァーは6回、香川は5回、サヒンは4回の祝杯をあげている。

一方、シャルケでドルトムントを倒した後の快楽を知っているのはフェアマンとマイヤーのみだ。

ゴール数についても両者のバランスは変わらない。シャルケで宿敵からゴールを挙げたことがあるのはマイヤーとティロ・ケーラーのみで、それぞれ1得点。

ドルトムントはオバメヤンが5ゴール、香川は4ゴールをシャルケから奪っており、現所属選手による両チームの全得点数は14対2でドルトムントが圧倒している。

このように選手の経験の豊富さではドルトムントが勝るが、ドルトムントのペーター・ボス監督とシャルケのドメニコ・テデスコ監督にとっては、ともにこれが初陣となる。ちなみに、ルールダービーで指揮を執った回数が最も多いの元シャルケのフープ・ステフェンス監督で15回、続いて元ドルトムントのユルゲン・クロップ監督の14回だ。

ボス監督ってどんな監督?

テデスコってどんな監督?

ルールダービーは初陣の両指揮官だが、ドルトムントのボス監督(左)は昨季の欧州リーグ準々決勝でシャルケを下し、アヤックスを準優勝に導いている © DFL DEUTSCHE FUSSBALL LIGA

サッカーに経験は必要不可欠なものだが、ビギナーズラックという言葉もある。また、リーグ3連敗中のドルトムントに対し、シャルケは連勝中だが、ドルトムント主将のシュメルツァーは「チームのそれまでの状況が良いか、悪いかは関係ない。それがダービーだ」と話している。果たして、土曜日に91回目のルールダービーを制するのはどちらのクラブだろうかーー?