マルティネスは恩師ハインケス監督の復帰以降、再びボランチに戻り中盤の要としてバイエルンをリーグ6連覇に導いた - © © DFL DEUTSCHE FUSSBALL LIGA / Hangst
マルティネスは恩師ハインケス監督の復帰以降、再びボランチに戻り中盤の要としてバイエルンをリーグ6連覇に導いた - © © DFL DEUTSCHE FUSSBALL LIGA / Hangst

マルティネス「今回の優勝も特別なもの」

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先週末にブンデスリーガ6連覇を果たしたバイエルン・ミュンヘン、その中盤を陰で支えたのは紛れもなくこの男だろう。当サイト独語版は、ユップ・ハインケス監督の電撃復帰以降、最終ラインからボランチへポジションを戻し、水を得た魚のように躍動し続けたハビエル・マルティネスとの独占インタビューを敢行。6年連続でのタイトル獲得、ハインケス監督との関係、そして今夏開催されるFIFAワールドカップなど、多岐にわたり語ってもらった。

――ドイツ王者の称号獲得は今回で6度目ですね。どのような気分ですか?

マルティネス 今回の優勝も特別なものです。なぜならバイエルンというクラブがどれほどのクオリティーを持っているか、それを証明できたのですから。

――バイエルンはインターナショナルな場所でも成功を収めていますが、そんなクラブにとって国内のタイトルとはどれほど重要なのでしょうか?

マルティネス 国内のタイトルは非常に重要なものです。国内リーグの優勝こそが、「さらに多くのタイトルを獲得したい」というモチベーションにつながりますし、ブンデスリーガを制することはバイエルンにとって義務なのです。国内のリーグ戦で優勝することは、チームとしてすべてのことが求められるマラソンのようなものです。

- © DFL DEUTSCHE FUSSBALL LIGA / Alexander Scheuber

――話を変えます。2018年のワールドカップと優勝候補についてです。

マルティネス つまりドイツ代表について話を進めたいんですか?(笑)

――それは良い考えです(笑)

マルティネス ドイツは前回大会の覇者ですし、自動的に優勝候補の1つに数えられるでしょう。しかも彼らには、高いクオリティーを持った選手が数多く存在しています。まあ、そのうちの何人かはこのバイエルンでプレーしていますけどね(笑)ドイツ代表との対戦は、世界のどのチームにとっても「挑戦」となるでしょう。

- © DFL DEUTSCHE FUSSBALL LIGA / Widmann

――あなたの母国スペインも優勝候補の1つです。

マルティネス もちろんそうなるでしょうね。ファンの一人として言えば、予選でのスペイン代表は、本当に素晴らしかったです。

――あなたがスペイン代表に名を連ねる可能性はどれくらいありますか?

マルティネス 私が言えることは、スペイン代表の一員としてロシアに行けるよう全力を尽くす、ということだけです。非常にレベルの高い選手ばかりですので、スペイン代表に入ることは本当に難しいんです。もちろん3月のインターナショナルウィークでメンバーに入れなかったことに、少なからず失望しました。しかし先ほども言いましたように、諦めることは絶対にありません。メンバーに入れるよう、全力を尽くすまでです。