4月の「ルーキー・アワード」、ハンブルクの伊藤がノミネート

xwhatsappmailcopy-link

スイスの高級時計メーカー、タグ・ホイヤー協賛のもと、当サイトでは毎月「ルーキー・アワード」を行い、ユーザー投票によりベスト・ルーキーを選出している。4月の同賞候補者に、ハンブルガーSVから伊藤達哉がノミネートされた。

【伊藤達哉(ハンブルガーSV)】

投票はこちら(英語はこちら)から可能となっており、ページ下部の3人から1人を選出。「Ich bin kein Roboter(I'm not a robot)※私はロボットではありません」にチェックを入れ、「Jetzt abstimmen(Vote)」をクリックすれば完了となっている。

伊藤を含む3人の候補者説明は下記の通り。投票は5月15日8時(日本時間15日15時)まで。

今シーズン序盤はハンブルク2軍に属し、レギオナルリーガ(4部)を主戦場としていた。しかし昨年9月のレーバークーゼン戦でトップチームにデビュー。163cmというブンデスリーガで最も小柄な選手ではあるが、伊藤のドリブル能力に疑いのまなざしを向ける者はおらず、クリスティアン・ティッツ監督も「彼にボールを預け、ドリブルをさせれば、対戦相手にとっては非常に守りづらくなる」とベタ褒めだ。第29節以降は常に先発出場を飾り、PK獲得やアシストなど3ゴールをお膳立て。奇跡的な残留に向けて歩みを進めているハンブルクにとって、今やその存在は不可欠なものとなった。

【パナギオティス・レツォス(レーバークーゼン)】

彼がまだ19歳の若者であるとは想像しにくいほど、ピッチ上の姿は冷静そのもの。この年齢にもかかわらず、右SB、左SB、CBなど最終ラインの全ポジションを同レベルでこなすことができるのも、魅力の1つだ。4月に入り強豪レーバークーゼンでレギュラーの座を再び勝ち取ったレツォスは、1対1勝率55%、1試合平均のボールタッチ数73回、パス成功率89%と、いずれも高い数値を残しており、これまで数々のタレントを間近で見てきたルディ・フェラーSDも「特別な才能を持ち、我々の要求にパーフェクトに応えてくれる。彼はクラブの未来にとって、ある種の投資のようなものだ」と、手放しで称賛する。

【ウィリアム(ウォルフスブルク)】

直近7試合のうち、フル出場は実に6試合。本来は右サイドを得意とする選手だが、マーティン・シュミット前監督から左のポジションを任されて以降、先発メンバーに名を連ねる回数が増加。ウィリアム自身も「どちらのサイドでプレーするかは、どうでもいい。目的に向かって進んでいるチームを助けたいだけ」と、逆サイドへのコンバートもまったく意に介さない。ブルーノ・ラバディア監督の就任後も、最高時速34kmというスピードを活かし攻守にわたって躍動しており、1試合平均3本のセンタリングを記録しているだけでなく、守備での1対1勝率も56%と高い。