Summary

  • ホッフェンハイムとドルトムントが3位の座を懸けて最終節で直接対決
  • 4位ホッフェンハイムの逆転の条件は“2点差以上つけての勝利”
  • 重圧のない状況はホッフェンハイムにとってプラス

4位ホッフェンハイムと3位ドルトムントが5月12日のブンデスリーガ最終節で3位の座を懸けた直接対決に臨む。第33節を終えて両チームの勝ち点差は「3」。得失点差はドルトムントの「+19」に対してホッフェンハイムは「+16」と逆転も十分に起こりうる状況だ。

10試合ぶりの黒星も最終戦に自信

前節はホッフェンハイムがシュトゥットガルトにアウェーで0ー2、ドルトムントもマインツにホームで1ー2と不覚を取り、そろって敗戦を喫した。ホッフェンハイムにとっては10試合ぶりの黒星となったが、ケビン・フォークトは「決戦を楽しみにしている。最終節にシーズンで一番エキサイティングな試合が回ってきた」と大一番にひるむ様子はない。

ドルトムントにとって欧州チャンピオンズリーグ(CL)出場権の確保は“ノルマ”であるのに対し、ホッフェンハイムは終盤の追い上げを労う“ご褒美”のようなもの。2カ月前に4位と勝ち点「7」差の9位に沈んでいたことを思えば大きなプレッシャーはなく、精神的にはホッフェンハイムが優位と言える。

セルジュ・ニャブリ、ケレム・デミルバイ、デニス・ガイガー、さらにはルーカス・ルップが十字じん帯断裂で長期離脱決定と、ホッフェンハイムの台所事情は苦しい。それでも、今季の総得点「63」はドルトムントと並んでリーグ2位。アンドレイ・クラマリッチは「攻撃的なチームが相手のほうがやりやすい」と、守りに入らない相手のプレースタイルを歓迎する。個々の高い技術、スピードを生かすことができれば十分に勝機はあるはずだ。

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CL圏外転落の重圧と戦うドルトムント

対するドルトムントは大事な試合でなかなか勝ち切ることができずに苦しんでいる。マインツに競り負けた前節の試合後、アンドレ・シュアレが「気持ちが足りていなかった」とこぼしたように、最近は物足りないパフォーマンスが目につく。

ドルトムントが有利な立場にいるのは間違いないが、ホッフェンハイムに2点差以上で敗れ、勝ち点3差(得失点差+16)で5位につけるレーバークーゼンが大勝するようなことがあれば、CL圏外の5位以下に転落する危険性もはらんでいる。最終節はホッフェンハイムだけでなく、大きなプレッシャーとの戦いとなりそうだ。

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