Summary

  • ブンデスリーガでは次々と若い才能が台頭
  • 2022年W杯で主力を担うべきスター候補11人を紹介

ドイツ代表がイングランドを1ー0で下した3月22日の親善試合で、ドイツ代表の先発メンバーにはこの日が代表最後の試合となったルーカス・ポドルスキらに交じり、ユリアン・ワイグル(ドルトムント)やティモ・ウェアナー(ライプツィヒ)といった20歳前後の若手たちが名を連ねていた。

現世界王者のドイツは来年に迫ったロシア・ワールドカップ(W杯)でタイトルの防衛に挑むが、前述の若手選手たちは早ければ1年後、遅くとも5年後には代表を背負っている人材だ。タレントの宝庫ドイツで、2022年に代表の主力を担うであろう新進気鋭の若手選手をピックアップした。

ゴールキーパー:ティモ・ホーン(ケルン

ホーンがプロデビューを飾ったのはケルンが2部に降格した直後の2012/13シーズンのこと。ケルンの街は悲しみに包まれていたが、正GKとしてプレーする機会を得た生え抜きGKにとっては大きな転機だった。まだ20歳に満たない若者はすぐにレギュラーに定着し、2013/14シーズンのブンデスリーガ復帰に貢献。昇格後も不動の守護神として活躍し、昨夏のオリンピックでは銀メダルも獲得した。その活躍は代表監督のヨアヒム・レーブの視界にも確実に入っている。

右サイドバック:ミッチェル・ワイザー(ヘルタ・ベルリン

ケルンやウォルフスブルクでプレーしたパトリックを父に持つ二世選手として頭角を現すと、プロデビューしてすぐにバイエルンに加入、ペップ・グアルディオラ監督の下で約3年を過ごした。当時10代だった若者に十分な出場機会は巡ってこなかったが、3年目の2014/15シーズンにはリーグ戦13試合に出場。トップレベルで培った経験を現所属のヘルタで存分に発揮している。

センターバック:ニクラス・ズューレ(ホッフェンハイム

ホッフェンハイムの若き守備リーダーとして注目を集めていたが、この冬にその能力に疑いの余地がないことが証明された。バイエルンとの5年契約を勝ち取り、来季からドイツ王者の一員に。最高のセンターバックになるための資格を得たズューレは今後、どのクラブでもどの国でもファーストチョイスになるだろう。昨夏のオリンピックでは銀メダルの獲得に貢献。すでにA代表でもその実力を披露している。

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センターバック:ヨナタン・ター(レーバークーゼン

ビルドアップがうまく、アフリカにルーツを持つターは、現ドイツ代表のジェローム・ボアテング(バイエルン)との類似点が多い。まだまだスキル向上の余地はあるが、2センターバックだけでなく3バックに対応するスキルを習得済み。精神面もすでに成熟している。

左サイドバック:ベンヤミン・ヘンリクス(レーバークーゼン)

昨年は優秀な若手選手に授与されるフリッツ・ヴァルター・メダルの授賞式で金メダルを獲得。すべての守備的ポジションをこなす万能性からフィリップ・ラームと比較され、実際にバイエルンのレジェンドと同じようなキャリアを歩んでいる。

守備的MF:ユリアン・ワイグル(ドルトムント

2014年のW杯優勝メンバーでもあるトニ・クロースは、「ユリアンはワールドクラスのプレーヤーになるだろう」と言い切っている。かつてバイエルンでも活躍したMFは、特にワイグルの精神面を評価。元チームメイトのキミッヒの面影をダブらせているようだ。

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守備的MF:ヨシュア・キミッヒ(バイエルン・ミュンヘン

2015/16シーズンのブンデスリーガを制したバイエルンのメンバーの中で、キミッヒの活躍は特に印象的なものだった。グアルディオラに認められ、1年を通して安定した活躍を披露。レーブ監督がユーロ2016に彼を連れていったのも必然だった。

攻撃的MF:セルジュ・ニャブリ(ブレーメン

ニャブリが初めてサッカーのスパイクを履いた時、陸上界は一人のスター候補を失った。アーセナルで過ごした5年間でアーセン・ベンゲルに認められることはなかったが、その才能はブレーメンで開花した。

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攻撃的MF:レオン・ゴレツカ(シャルケ

ボーフムのレジェンドでゴレツカの少年時代の指導者でもあるダリウス・ウォシュツは、「彼のようなMFは見たことがない」と証言する。2013年のシャルケ加入以来、ファンはウォシュツが育て上げた才能に何度も驚嘆させられている。昨年のオリンピックでキャプテンマークを巻いたのもうなずける。

攻撃的MF:ユリアン・ブラント(レーバークーゼン)

悪魔のような才能を持つベビーフェイスは、ドルトムントのマリオ・ゲッツェと同様に早くからその能力を認められていた。それは弱冠20歳にしてユーロ2016の代表候補に名を連ねていたことからも分かる。その時は最終的にメンバーから落選したが、来年のW杯で同じ事態にはならないだろう。もちろん、5年後も主力としてカタールに向かうはずだ。

センターフォワード:ティモ・ウェアナー(ライプツィヒ

ライプツィヒはデビュー当初の輝きを取り戻すのに最適な場所だったようだ。ウェアナーのゴールゲッターとしての素晴らしい能力はすぐにレーブ監督の目にも留まった。ブラジルW杯の優勝監督はシュトゥットガルト出身のストライカーを、「彼はよく走り、素早く、いいフィニッシュを決める。このままいけば素晴らしいキャリアが待っている」と評している。