Summary

  • 降格したケルンからブレーメンに移籍
  • DFB杯1回戦で移籍後初ゴールをマーク
  • ブンデスリーガでも第2節で早くも得点

2018/19シーズンのブンデスリーガが8月24日に開幕した。56年目を迎えた今季のブンデスリーガには総勢7人の日本人プレーヤーが所属。2部に降格したケルンを離れ、新天地ブレーメンで新たなスタートを切った大迫勇也の新シーズンを展望する。

所属クラブ:ブレーメン
生年月日:1990年5月18日(28歳)
身長・体重:182センチ・73キロ
ドイツキャリア:
2013/14 1860ミュンヘン(2部) 15試合・6得点
2014/15 ケルン 28試合・3得点
2015/16 ケルン 25試合・1得点
2016/17 ケルン 30試合・7得点
2017/18 ケルン 25試合・4得点

ドイツに渡って4年8カ月、大迫勇也の新たな戦いが幕を開けた。新天地に選んだのは昨季11位の古豪ブレーメン。「(フローリアン・コーフェルト)監督と直接話をして、ストレートに『来てほしい』と言ってくれた」ことが移籍の決め手だったという。

前所属のケルンではこの2年で浮き沈みの激しい時期を過ごした。2016/17シーズンにリーグ5位と躍進して欧州リーグ(EL)に出場したものの、昨季は序盤の不振を最後まで引きずり最下位で2部に降格。大迫自身もリーグ戦でわずか4ゴールとチームを救うことはできなかった。

それでも6月のワールドカップではファンの期待に応えた。コロンビア戦の開始早々にPK獲得のきっかけとなるプレーで先制点をもたらすと、1-1で迎えた後半にはCKからヘディングで決勝点を奪ってマン・オブ・ザ・マッチに輝いた。チームは決勝トーナメント1回戦でベルギーに敗れたが、バンサン・コンパニら欧州トップレベルのDFと対等にわたり合って大いに自信を深めた。

© gettyimages / JACK GUEZ/AFP

新天地では本来の「9番」のポジションではなく、右ウイングを任されることが多いが、4部チームと対戦したドイツサッカー連盟カップ(DFB杯1回戦では、FKに頭で合わせて先制点をマーク。ブンデスリーガ第2節では鋭い動き出しで相手の裏を取り、早くもリーグ戦初ゴールを奪った。

その器用さゆえ、チーム事情によりゴールから離れた位置でプレーすることが求められることも多い。ドイツに渡って以来毎年のように口にしてきた「シーズン2桁得点」という目標はまだ一度もクリアできていない。それでも、シーズン序盤で記録した“2発”によって、すでに指揮官やチームメートの信頼は勝ち取ったと言える。

クラブが積極的な補強を行った甲斐もあって、ポゼッション重視の攻撃的なスタイルは確立されつつある。その中で、パスを引き出す動きを繰り返し、より多くのチャンスに絡むーー。それこそが大迫がさらに飛躍を遂げるためのカギとなるだろう。

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