岡崎(写真)はクラブの歴代通算得点の新記録まであと3点に迫っている
岡崎(写真)はクラブの歴代通算得点の新記録まであと3点に迫っている

ブンデスリーガ第30節はここに注目

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<岡崎、マインツ新記録が間近>

が所属するマインツはのシャルケをホームに迎える。ここでの注目はやはり、2つのクラブ新記録が懸かっている岡崎だろう。

前節の敵地フライブルク戦で2ゴールを決め、今季得点数を12に伸ばした同選手が挑む1つ目の記録はシーズン最多得点だ。これは2010/11シーズンに現ウォルフスブルクのアンドレ・シュアレが、そして昨シーズンの岡崎が、ともに15得点でトップ。残り5試合で4得点を決めることができれば、1シーズン16ゴールで自身の最高を記録するだけでなく、クラブ史にもその名を残すことになる。そして2つ目は、あと3ゴールで達成が可能なマインツ通算最多得点記録。同記録保持者は29ゴールでモハメド・ジダンだが、岡崎は現在27ゴールと肉薄している。

今季残り5試合の対戦相手(シャルケ、ハンブルガーSVシュトゥットガルトケルンバイエルン・ミュンヘン)との相性も決して悪くはなく、昨季と今季を合わせるとこの5チームから岡崎は計7得点を決めている。もちろん“言うは易く行うは難し”であるが、同選手が新たな金字塔に近づいてくれることを期待したい。


<ハノーファー、指揮官交代の影響は?>

13試合連続未勝利で、最下位ハンブルクとの勝ち点差がわずかに4と苦境に立つとが所属するハノーファーは4月20日、タイフン・コルクト監督を解任し、ミヒャエル・フロンツェック氏を新監督として迎え入れることを発表した。

2004/05シーズンにコーチとしてハノーファーに在籍した経験があり、古巣に戻ってくる形となったフロンツェック監督はその就任会見で「(残留に向けての)自信はある。もちろん複雑な状況ではあるが、チームのコンディションは完璧で、とても良い印象だ」と話している。

果たして、過去の対戦成績が3勝8敗2分と苦手にするホッフェンハイムを相手に、待望の勝ち点3を手にすることができるだろうか。


<バイエルン優勝の可能性>

欧州チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝第2戦で6−1の大逆転劇を演じたバイエルンは、今節にも優勝を決めてしまう可能性がある。

ただし、とが所属するヘルタ・ベルリンを本拠に迎える4月25日の試合に勝ったとしても、その場での優勝祝いはできない。というのも2位につけるウォルフスブルクが翌26日にゲームを控えており、彼らが勝利した場合、2クラブの勝ち点差は12のまま。事実上は不可能に近いが、理論上では逆転も可能であるため、バイエルン25度目(ブンデスリーガ創設後は24度目)の優勝は第31節までお預けとなる。