クロップ監督は2008年からドルトムントの指揮を執る。今季もCL出場権が得られる3位以内を狙う
クロップ監督は2008年からドルトムントの指揮を執る。今季もCL出場権が得られる3位以内を狙う

クロップ監督「絶対取り戻す」

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第7節までの中間査定(ドルトムント)

とが所属するドルトムントは、第7節を終えて13位と目標に大きく及ばない結果となっている。香川は復帰を果たした第3節フライブルク戦でゴールを決めてファンの心をつかみ直した。丸岡は第4節マインツ戦で79分から途中出場を果たし、ブンデスリーガデビューとなった。

カウンター攻撃

クロップ監督にとってはドルトムントを指揮し始めてから最も成績不振なシーズンスタートとなった。これまではアグレッシブなプレッシャーでボールを奪って素早くカウンター攻撃というのが、 トレードマークとも言える攻撃スタイルだった。しかし今季は攻守の切り替えがうまくいっていない。このスタイルをいち早く取り戻すことが今後の成績を大きく左右しそうだ。

チームの状況

2011年、2012年に2季連続リーグ優勝を果たすなど、近年は素晴らしい成績を残してきたドルトムント。5季連続CL出場を目指すが、今季は第7節を終了して13位と成績不振に陥っている。ドルトムント最大の強みは、他チームとは一線を画すスピーディーなカウンター攻撃だろう。しかしその一方でカウンターではなく、組み立ててから攻撃するとなると行き詰まってしまうことが多い。忍耐強くチャンスを待ち、チームのために走る姿勢は 変わらないが、より多くの好機を演出するには ひらめきと正確なパスが必要だ。クロップ監督は第6節シャルケとのダービーに敗戦した後で「もう少しかかるかもしれないが、絶対に調子を取り戻してみせる」と復活を誓っている。

長所と短所

これまでのシュート数は127本でリーグトップ、さらに1試合ごとのチーム合計走行距離もリーグ最長の平均121.9kmと、やる気ではどこのクラブにも劣らない。しかし失点につながるミスが多く、特に試合終了間際の30分間での失点数がリーグ最多だ。最後まで集中してプレーできるかどうかが鍵となる。

移籍

今季から加入した選手もすでにチームに貢献する働きを見せているが、まだ本来の力を出し切れているとは言えない。FWのチーロ・インモービレとアドリアン・ラモスはここまでそれぞれ 1得点と2得点で、期待に応えられていない。MF香川も第3節フライブルク戦で復帰弾を決めたが、それ以降は不発。古巣とはいえチームメートも入れ替わっており、馴染むのにもう少し時間がかかりそうだ。守備ではマティアス・ギンターがニューフェイスとして3試合に先発で臨んだが、もう少し周りと合えばディフェンスラインも落ち着くだろう。池東ウォン(チ・ドンウォン)はけがのためいまだ出場がない。丸岡は新たに移籍した選手ではないが、下部組織からのニューフェイスだ。第4節マインツ戦で79分からブンデスリーガデビューを果たした。今後も出場のチャンスを狙う。

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