2シーズン連続で開幕弾を決めた岡崎(右)。日本代表でもかかる期待は大きい
2シーズン連続で開幕弾を決めた岡崎(右)。日本代表でもかかる期待は大きい

開幕弾の岡崎、大迫は初得点

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日本代表選手のブンデスリーガ2試合を振り返る

8月22日に開幕したブンデスリーガ2014/15シーズン。同29日~31日に行われた第2節を終了し、各国代表戦期間のためリーグ戦は一週間休みとなる。ブンデスリーガ所属選手からも5名が日本代表入りを果たし、9月5日にウルグアイ戦、9日にベネズエラ戦に臨む。監督交代後初の代表戦を前に、この5選手のリーグ2試合での活躍を振り返る。なお、当初招集されていた長谷部誠(アイントラハト・フランクフルト)は4日、左ひざ痛のためチームを離脱し2戦とも欠場することが発表されている。


岡崎慎司(マインツ)

まずは昇格組パーダーボルンと敵地で対戦し2-2で引き分けとなったが、フル出場した岡崎は2シーズン連続の開幕弾を挙げブンデスリーガ通算得点を26とし、奥寺康彦氏の持つ日本人選手通算得点記録の歴代トップに並んだ。第2節ではホームに酒井宏、清武のハノーファーを迎え、1トップでフル出場したが得点はならず、試合は無得点で勝ち点1を分けた。


大迫勇也(ケルン)

開幕節は本拠で、昨季入れ替え戦でようやく残留を決めたハンブルガーSVと0-0で引き分け。トップ下で先発した大迫はいいパフォーマンスを見せられず62分での交代となった。しかし翌第2節ではブンデスリーガ初ゴール。酒井高のシュトゥットガルトと敵地で対戦し、大迫の得点で先制したケルンが2-0で勝利した。大迫はトップ下で先発し85分までプレーした。


細貝萌(ヘルタ・ベルリン)

ホームでの開幕節ブレーメン戦は先制しながらも2-2の引き分けとなった。フル出場した細貝は「すごく残念。勝ち点1が取れたというよりはマイナス」と肩を落とした。第2節では敵地でレーバークーゼンと対戦。古巣との対決で細貝は守備的MFで先発し76分に交代した。チームは2-4で逆転負けとなり、2試合終えて未だ勝ち星なしの状態だ。


酒井宏樹(ハノーファー)

開幕節では内田篤人のシャルケ相手に逆転劇を演じたハノーファー。2-1で勝利したこの試合に酒井は右SBでフル出場、「勢いに乗れる勝利」と喜んだ。第2節では敵地で岡崎のマインツと対戦。やはりフル出場した酒井は前半苦しんだが、後半からはしっかりと相手の攻撃に対応し勝ち点1をもぎとったチームに貢献した。「こっち(ブンデスリーガ)で今すごくいい調子で来ている。うまく切り替えてやりたい」と、試合後には代表戦に向けて意気込みを口にした。


酒井高徳(シュトゥットガルト)

シュトゥットガルトは1敗1分。開幕節の敵地でのメンヘングラートバッハ戦では、試合終了間際まで1-0とリードしながら90分に失点し同点で試合終了となった。酒井はフル出場。第2節では大迫のケルンと本拠で対戦し、0-2で敗戦。左SBで先発した酒井だったが、ミスが目立ち77分で途中交代となった。「簡単なミスが多すぎた。自分たちで試合を難しくした」と肩を落としたが、日本代表に関しては「どんなサッカーになるのか、どういうチームになっていくのか楽しみ」とポジティブに語った。