前回対決ではFW孫(ソン、左)3ゴールを奪う大活躍で勝利を引き寄せ、レーバークーゼンは5−3で試合をものにした
前回対決ではFW孫(ソン、左)3ゴールを奪う大活躍で勝利を引き寄せ、レーバークーゼンは5−3で試合をものにした

レーバークーゼン、勝ち点稼ぐチャンス

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17位ハンブルガーSVと敵地で対戦

ハンブルガーSV 対 レーバークーゼン

ブンデスリーガ第29節は4月4日、ハンブルガーSVレーバークーゼンの一戦で幕を開ける。


ハンブルクは現在、勝ち点24(得失点差+16)で自動降格圏の17位に沈んでいる。クラブ史上初の降格が現実味を帯び始める中、直近6試合で得た勝ち点がわずかに1という苦しい状況。だが、今季の残留争いが混戦となっていることもあり、まだまだ残留の可能性は十分にある。残留の最低ラインとなる15位ニュルンベルクとの勝ち点差は2のみだ。第29節は残留争いの渦中にあるチーム同士の直接対決が多く、16位シュトゥットガルトは14位フライブルクと、また最下位ブラウンシュバイクは13位ハノーファーと対戦する。大きな順位変動が起こるかもしれない。ハンブルクにとって明るい要素は、スロムカ監督の就任以来ホームで2勝2分と、負けていないこと。また、FWラソッガも古巣レーバークーゼンに対しては、過去3試合で5ゴールを奪う相性の良さを示している。前節メンヘングラートバッハ戦で筋肉を痛めたが、出場さえできればハンブルクに勝利を呼び込む選手となるだろう。

対するレーバークーゼンは現在勝ち点48で4位。後半戦の開始時は2位だったが、徐々に順位を落とし、前節終了時点で5位ウォルフスブルクとの勝ち点差は1まで縮まった。欧州チャンピオンズリーグの出場権が与えられる4位以上でのシーズン終了が危うくなってきたが、前節は最下位ブラウンシュバイクを相手に本拠で1-1の引き分けに終わっている。後半戦に入り最も調子を落としたチームの1つに数えられ、勝ち点11という成績は奇しくもブラウンシュバイクとまったく同じ。チームの長引く不調に頭を悩ませるヒピエ監督は、前節で主将ロルフェスを先発から外すなど、試行錯誤を繰り返している。今季前半戦の同カードを5-3で制していることは、チームの自信として残っているに違いない。この試合で3ゴールを奪ったFW孫(ソン)の奮起に期待したい。

スコア速報へ(日本時間4月4日27時30分キックオフ)