トップで先発し85分までプレーした大迫(左)は同点および逆転弾の起点になる活躍
トップで先発し85分までプレーした大迫(左)は同点および逆転弾の起点になる活躍

大迫、2得点に絡む活躍

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チームは逆転勝利、ケルンの長沢は初先発

コトブス 1-2 1860ミュンヘン

ブンデスリーガ2部第27節最終日は3月26日に各地で4試合が行われ、FWが所属する1860ミュンヘンは敵地でコトブスに逆転勝ちした。大迫は1トップで先発出場し全得点に絡む活躍を見せ、86分に交代した。また、MFのケルンは本拠でカールスルーエを下した。長沢はケルン加入後初の先発入りを果たし、フル出場した。


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最下位とのこの一戦でなんとか3試合ぶりに勝ち点3を取りたいミュンヘンだが、立ち上がりから押し込まれるシーンが目立つ。簡単にボールを失うとカウンターから攻め込まれ、なかなかリズムをつかむことができない。25分には不用意なファウルでFKを与えると、ゴール前のこぼれ球に詰めたフェッチュに押し込まれ、先制を許す。さらに30分にはCKから再び危機となり、守護神キライのファインセーブで失点は免れる。34分にもカウンターから危ない場面となり、ここは枠外シュートに救われたが、攻撃ではボールがつながらず決定機を作り出せないまま折り返した。

ミュンヘンは後半からルートビヒに代えてビエロフカを投入する。この交代策が当たり、47分、右サイドを突破し相手をかわしたビエロフカが前方の大迫へボールを渡し、大迫からのゴール前への折り返しはDFがクリアするも、こぼれ球をシュタールが押し込んで同点に追いついた。これで流れをつかむと次々と攻撃を仕掛け、67分、ビエロフカの右クロスをヘッドで合わせネットに突き刺した大迫だったが、オフサイドの判定でノーゴール。しかし70分には大迫のスルーパスを受けたシュトッペルカンプが右へ折り返し、これをアードルングが決めて逆転に成功した。この後は相手のカウンターを浴びるシーンもあったが、守り切って勝ち点3を獲得した。

ケルン 2-0 カールスルーエ


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ここ2戦引き分けが続くケルンは、今節で再び勝って2位以下との差を広げたい。試合開始から積極的に攻撃を開始すると、29分にはFWヘルメスがゴール前で絶妙なパス、これをDFブレチコがゴールに押し込んで先制する。移籍後初先発となった長沢もうまく試合に入り込み、左サイドから攻撃に積極的に参加し次々とチャンスを演出する。33分にはゴール前でシュートを放つがこれは相手DFに当たってしまう。この後は追加点も失点もないまま1ー0で前半終了となった。

後半最初のチャンスは55分、右サイドからのクロスを長沢がヘッドシュート、これは惜しくもゴール横を通過する。直後の58分、相手のミスからヘルメスにボールが渡り、簡単に追加点を奪って2ー0と点差を広げる。この後は相手は勢いを落とし比較的楽な展開となる。長沢は後半もドリブルで相手をかわしてボールを運ぶなど見せ場を作るが、追加点にはつながらない。それでも最後まで相手にチャンスを与えなかったケルンが、2-0で勝利した。