前半戦の対決ではバイエルンが29分に先制も、レーバークーゼンがサム(右)の得点でその2分後に追いつき引き分けた
前半戦の対決ではバイエルンが29分に先制も、レーバークーゼンがサム(右)の得点でその2分後に追いつき引き分けた

バイエルンの記録更新に注目

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レーバークーゼン下し連勝および無敗試合数伸ばすか

バイエルン 対 レーバークーゼン

ブンデスリーガ第25節2日目は3月15日、各地で6試合が行われる。日本人選手所属以外のチームによる対戦は、下記の3カードとなる。


3冠防衛および史上最速Vを視野に爆進するバイエルンは、本拠に前節を終えて3位のレーバークーゼンを迎える。今季のバイエルンはさまざまな記録を次々と塗り替え、昨季に増してその強さを見せつけ首位に君臨。その王者が今シーズン2度引き分けに終わった相手の1チームが、今節対戦するレーバークーゼンだが、シーズン中盤を過ぎて両者の調子ははっきりと明暗を分けている。

バイエルンが前節の勝利でリーグ史上初の16連勝を挙げ、さらにリーグ戦無敗記録を49に更新、11日の欧州チャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦第2戦でも勝利し準々決勝進出を決めた一方で、レーバークーゼンは前節下位ハノーファーと引き分けに終わり、CL決勝T16強戦敗退となった。勢いと実力の差はもはや歴然で、この試合でもバイエルンの勝利は堅い。こうなれば注目は必然的にいつ優勝が決まるかという点に集まってくることになるが、いずれにせよ今節での無敗記録更新は間違いないだろう。

ドルトムント 対 メンヘングラートバッハ


前節、残留争いをするフライブルクに1-0で辛勝したドルトムントは、ホームでメンヘングラートバッハと対戦する。前半戦では終盤の2得点に泣き、シーズン初黒星を喫した相手だ。奪還を期して臨リーグ戦にむ今季、ドルトムントが首位に立ったのは第2節から第7節までのみ。一時は不調もささやかれ、第22節では降格圏のハンブルガーSVにまさかの敗戦を喫したが、翌第23節ではニュルンベルクに3-0で完勝。ライバルのレーバークーゼンの大ブレーキもあり11節ぶりに2位浮上した。ここへ来てエースFWレバンドフスキをはじめ負傷者が多数出ているが、フライブルク戦では主将ケールが決勝弾など欠場者にとって代わる活躍。チーム力の高さで勝負をかける。

対するメンヘングラートバッハは前節までで9試合連続勝ち星なし。後半戦7試合ですでに前半戦の通算黒星と同数の4敗を喫し、一時は3位につけた勢いはチームにもはや見られず、前節終了時点で8位にまで転落した。この試合ではことし初勝利を目指すが、アウェーのドルトムント戦ではこれまで12戦未勝利(10敗2分)といささか分が悪く、せめて勝ち点1をもぎ取りたいといったところだ。

ウォルフスブルク 対 ブラウンシュバイク


今季序盤から中盤にかけては浮き沈みの激しかったウォルフスブルクだが、前半戦終盤に持ち直すと後半戦もこれまで、チームは非常にいい状態で来ている。しかし中位、下位の相手に勝ち点を取りこぼすなど不安定な戦いぶりを見せることもあり、今節対戦するブラウンシュバイクには第8節、0-2でシーズン初勝利を献上している。ここ2試合はホッフェンハイム、バイエルン相手にそれぞれ大量失点し連敗しているだけに、残留争いをするチームには気を抜かずにしっかりと勝利をつかみたい。

一方のブラウンシュバイクは後半戦、ハンブルクからの1勝にとどまってはいるが、3つの引き分けで勝ち点を徐々に積み重ねている。前半戦ではベララビとクンベラのゴールで勝利を引き寄せたが、この試合でも両エースの調子によっては勝ち点を稼ぐことは不可能ではない。


スコア速報へ(日本時間3月15日23時30分~)