名将グアルディオラ監督
前半戦を振り返る(5)
完璧主義の名将
ブンデスリーガ2013/14シーズンは2013年12月22日、第17節をもって前半戦が終了(シュトゥットガルト対バイエルンのみ2014年1月29日に延期)。結果はバイエルンがクラブ史上19度目の首位通過を決めた一方、開幕前に第2の優勝候補と目されたドルトムントは、離脱者の続出に悩まされ4位にとどまっている。日本人所属のクラブに関しては細貝のヘルタが6位と、内田のシャルケを抑えてトップに立った。以下、今季前半戦で最も印象的だった10のトピックをシリーズで紹介する。
41戦無敗の記録を持つバイエルンで、グアルディオラ監督は常に完璧なサッカーを求める。2013年夏からバイエルンの指揮官を務めるが、前任者は昨季3冠を果たしたハインケス監督とあって荷は重かった。しかしグアルディオラ監督は早い段階ですべての人から信頼と確信を獲得することに成功した。
理由は監督の完璧を求める姿勢にありそうだ。MFシュバインシュタイガーは「監督のアイディアは信じられない」と話す。ルンメニゲ社長も「ほぼ40年間プロサッカー界を見ているけど、こんなに多様なバリエーションやアイディアは見たことがない。グアルディオラはいつも究極のサッカーを追い求めている」と褒めたたえる。
最近の会見でグアルディオラ監督が「私たちはヨーロッパで1番ではない。2014年にはまだたくさんの課題がある」と話したことも、完璧主義者ぶりを知る者にとっては不思議なことではなかった。
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