第12節 指揮官の声
シャルケのケラー監督 「選手は絶対に勝つんだという気迫をみせた」
シャルケ 3-1 ブレーメン
【ミュンヘン発・bundesliga.de 編集部】ブンデスリーガ第12節では、バイエルンンがリーグ戦37試合無敗で1983年にハンブルガーSVが樹立した大記録を更新。レーバークーゼンはFWが3ゴールを決め、ハンブルガーSVとの激しい打ち合いを制した。以下に試合後の各監督のコメントをまとめて紹介。
ケラー監督(シャルケ) 試合の入りは良くなかった。それで単純なミスから失点するという展開になって、こちらも決定的なチャンスで4、5回決めることができなかった。そこまでは本当に腹立たしい内容だったが、よく逆転してくれたと思う。選手は絶対に勝つんだという気迫をみせた。勝ち点3を取ることができてホッとしている。
ドゥット監督(ブレーメン) 序盤は何度も敵陣でボール奪うことができ、いい形で試合に入れた。それが先制につながった。後半はシャルケがプレスをかけてきたのに対して、こちらは攻撃の意識が強すぎた。シャルケはサイド攻撃がうまくいっていたと思う。ウチとしてはアウェーながらいい戦いができ、勝ち点3が取れると思えた時間もあったが、最終的に何も持ち帰れないのは残念。
マインツ 1-0 フランクフルト
トゥヘル監督(マインツ) 前半は素早い切り替えからチャンスを作ることができた。後半はコンパクトにポジションを取って、一瞬で主導権を握ることに成功した。決勝点が決まったのは運も良かったが、ウチのほうが勝利に近いチームだったと思う。
フェー監督(フランクフルト) チームが良くやっていただけに残念。先制することもできたはず。3つの大会(リーグ戦、DFB杯、欧州リーグ)に出ている疲れもあって、75分以降はどうしてもペースダウンしてしまう。でもチームを批判する気はない。つらい思いは十分という程している。
ホッフェンハイム 2-3 ヘルタ・ベルリン
ギスドル監督(ホッフェンハイム) 前半はやりたかったことがまったくできなくて、苦しい内容だった。後半はハーフタイムで話し合ったことが実践できていたが、失点につながったPKの判定には納得していない。それでも何とか立ち直ったが、最後はまったく不用意に失点してしまった。
ルフカイ監督(ヘルタ) チームにとって本当にうれしい勝利になった。ウチはこれまで何度かアウェーで勝利目前まで来ていたが、どうしても勝ち点3が取れていなかった。きょうは素晴らしいサッカーができている時間帯もあったし、チームのパフォーマンスには感心している。
メンヘングラートバッハ 3-1 ニュルンベルク
ファーブレ監督(メンヘングラートバッハ) ニュルンベルクは前半すごく良かったが、90分間それをキープできなかった。こちらはそれで巻き返すことができ、この重要な一戦で何とか勝利することができた。後半は大きなリスクを負っていったが、いいサッカーができたし、運もあった。
フェルベーク監督(ニュルンベルク) きょうは多くのチャンスがあったし、いい形で試合に入ることができた。ハーフタイムでは2点目を絶対に取るようにチームに言ったが、60分あたりからはメンヘングラートバッハのプレッシングがうまく機能して、失点してしまった。しかし、きょうの前半序盤のような試合ができれば、今後はうまくいくはず。
フライブルク 1-3 シュトゥットガルト
シュトライヒ監督(フライブルク) 試合に入り切る前に2失点してしまった。それでも前半はギンターとメーメディにはそれぞれチャンスがあった。後半は見違えるような素晴らしい試合をし、1点差に迫ることができた。3点目さえ取られなければ、2-2に持ち込めていたと思う。
シュナイダー監督(シュトゥットガルト) チームのパフォーマンスにはもちろん満足している。特に前半は目立つミスがなかった。コンパクトにプレーでき、切り替えも良く、ポゼッションも高かった。後半も立ち上がりは良かったが、小さなミスから相手にチャンスを与えて失点してしまった。だが、その後はすぐに立て直すことができたし、勝利に値するサッカーができていたと思う。
ハノーファー 0-0 ブラウンシュバイク
スロムカ監督(ハノーファー) 前半はこちらが完全に優位に立っていたので、こういう結果になったのは残念。後半もほぼウチのペースだった。このダービーは勝たなければならない試合だった。決定的なチャンスを作り出すことができなかったのが、引き分けに終わった原因。
リーバークネヒト監督(ブラウンシュバイク) きょうは実力を100%出し切ることができなかったので、満足はしていない。もっとうまくやれたはず。白熱した雰囲気の中で、特に若い選手は張り切っていた。少なくとも引き分けで終われたことは良かった。
バイエルン 3-0 アウクスブルク
グアルディオラ監督(バイエルン) 記録達成はすごいこと。37試合負けずにいるというのは決して簡単ではない。クラブにおめでとうと言いたい。試合をこなす度に、特に後半のプレーを見ることでこのチームをより良く理解することができるようになる。ドルトムントとの一戦では、いまウチがどのくらいのレベルにあるのか試されることになる。
ワインツィアル監督(アウクスブルク) バイエルンは信じられないくらい強い。それをきょうは感じさせられた。結果にも納得がいく。切り替えなどはもう少しうまくできてもよかったと思うが、攻撃の場面では臆病になってしまいペナルティエリア内に入っていけない場面があった。きょうは初めから勝てるとは思っていなかったし、次に切り替えるだけ。
ウォルフスブルク 2-1 ドルトムント
ヘッキング監督(ウォルフスブルク) 前半からチャンスが何度かあった。ドルトムントの高い個人能力に対しては、運動量で対抗しようと話していた。前半を0-1で折り返した時は少し暗い雰囲気になっていたが、それでも逆転に成功した。ロイスのFKの場面は運があったと思うが、こちらも全力を尽くしたので、全体としては勝利に値するだけのパフォーマンスが発揮できたと思う。
クロップ監督(ドルトムント) きょうは相手にとってFKのいい練習になったんじゃないかと思うくらい、多くのFKを与えてしまった。オリッチのゴールはまったく文句のつけどころのないゴールで、あれを止めるには選手がもう1人必要。それで最後にはラフプレーが目立つ展開になってしまい、ズボティッチが負傷したのは痛い。
レーバークーゼン 5-3 ハンブルガーSV
ヒピエ監督(レーバークーゼン) 入りは良かったが、一瞬の隙を突かれて失点してしまった。きょう取られた3点はどれも集中さえしていれば、与えずに済んだもの。ただ先週の内容に比べたら、きょうのパフォーマンスには満足している。
ファンマルワイク監督(ハンブルガーSV) レーバークーゼンような強豪相手にせっかく3点も取ったのなら、勝つべきだった。2-2になってからは、両チームともミスが増えて、どちらに転んでもおかしくない展開だった。結果としてはその中でより多くのミスをしたウチが、負けることになった。