ニュルンベルクの長谷部(左)は、前節シュトゥットガルト戦の後「明らかに自分たちのサッカーが変わってきている」と語り、復調への手応えを感じている様子。自身は今節もボランチでの出場が濃厚だ
ニュルンベルクの長谷部(左)は、前節シュトゥットガルト戦の後「明らかに自分たちのサッカーが変わってきている」と語り、復調への手応えを感じている様子。自身は今節もボランチでの出場が濃厚だ

初勝利の絶好機

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新監督の本拠地デビュー戦は下位フライブルクと

ニュルンベルク 対 フライブルク

ブンデスリーガ第11節2日目は11月2日、日本代表MFが所属するヘルタ・ベルリンが、ホームで同DFが所属するシャルケと対戦するほか、各地で下記の5試合が行われる。



日本代表MFと同MFが所属するニュルンベルクは、10試合を終えていまだ勝ち星がない。フェルベーク新監督を迎えて臨んだ前節シュトゥットガルト戦でも勝利には届かず、勝利への欲求は一層高まった。しかし、ホームに同じく未勝利のフライブルクを迎える今節は、初白星を挙げる絶好のチャンスといえるだろう。前節の終了後に監督、選手ともに好感触を口にしていたこともあり、大いに期待できる。しかし、万が一敗戦した場合は順位が入れ替わり、自動降格圏へと転落することになる。期待が大きいだけにプレッシャーのかかる一戦となるだろう。


アイントラハト・フランクフルト 対 ウォルフスブルク


日本代表MFが所属するフランクフルトは、前節でメンヘングラートバッハに1-4で完敗。さらにそれ以前も4試合連続で引き分けと勝ち星から遠ざかっている。欧州リーグ参戦による疲れが影響しているとも考えられるが、その点では中1週間で臨める今節は見通しが明るい。相手は連勝で勢いに乗るウォルフスブルクだが、欧州進出組として負けるわけにはいかない。今季5試合に先発している乾は、リーグ初得点が遠い。これから先発回数を増やしていくためには、チームを6戦ぶりの勝利に導くゴールが欲しいところだ。


ホッフェンハイム 対 バイエルン・ミュンヘン


前節終了時点で首位のバイエルンは、シーズンをまたいでリーグ35戦無敗。今節でも負けなければ、ハンブルガーSVが保持するリーグ史上最長の36戦無敗記録に並ぶこととなる。今回はアウェーでの試合だが、相手は過去に一度も負けていないホッフェンハイムだ。ホッフェンハイムはリーグ最多の25得点を挙げているだけに侮れないが、それでも記録達成はほぼ確実とみられる。足首のけがで開幕を棒に振ったバイエルンのゲッツェは復帰以来、ドイツ代表戦とリーグ戦合わせて4試合に途中出場し、7ゴールに絡む大活躍をみせている。今節は今シーズン初先発となるかもしれない。


ブラウンシュバイク 対 レーバークーゼン


バイエルン、ドルトムントの2強と首位を争うレーバークーゼンは、アウェーで最下位のブラウンシュバイクと対戦する。レーバークーゼンは直近15試合で13勝と同期間ではクラブ史上最高の成績を挙げる好調ぶり。第10節終了時点では、勝ち点25でドルトムントに並び、首位バイエルンを1点差で猛追している。レーバークーゼンのサムが今季7ゴールを挙げている一方で、今節の相手ブラウンシュバイクはチーム全体でも7得点と、実力の差は明らか。ここまで10戦8敗のブラウンシュバイクに対して負けるとは考えにくい。


ハンブルガーSV 対 メンヘングラートバッハ


ファンマルワイク監督就任以来4試合負けなしと好調のハンブルクが、ホームにメンヘングラートバッハを迎える。攻撃サッカーに定評のある同監督の指揮下では、1試合平均3.3ゴールという抜群の決定力をみせている。特に、ラソッガ(6得点)、ファンデファート(6得点)、バイスター(3得点)ら攻撃陣がかつてないほどの好調ぶりでチームをけん引する。

対するメンヘングラートバッハもシーズン序盤から高い決定力を維持しており、今季すでに23得点とチーム史上28年振りの快挙を達成した。こちらもクルーゼ、アランゴ、ラファエルら3選手がチーム全23得点中21ゴールに絡む好成績でチームの上位進出に貢献している。多くのゴールが生まれる試合となりそうだ。


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