酒井高と乾がブンデスリーガで対戦するのは3度目。過去2度は酒井のシュトゥットガルトに軍配が上がっている
酒井高と乾がブンデスリーガで対戦するのは3度目。過去2度は酒井のシュトゥットガルトに軍配が上がっている

酒井高VS.乾

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昨季2敗のフランクフルトがリベンジ狙う

シュトゥットガルト 対 アイントラハト・フランクフルト

ブンデスリーガ第6節は9月22日、次の2戦で幕を閉じる。


日本代表DFが所属するシュトゥットガルトは本拠地に日本代表MFのアイントラハト・フランクフルトを迎える。

シュトゥットガルトは開幕でこそ3連敗と大きく出遅れたが、監督交代を機に連勝。順位を前節終了時点で10位まで上げた。シュナイダー新監督のブンデスリーガ初戦となった第4節は6-2でホッフェンハイムを圧倒。前節ヘルタ戦でも、アウェーで粘りのサッカーをみせると1-0で接戦を制した。勝敗のカギを握るのは、やはりここまで5得点のFWイビシェビッチ。昨季チーム得点の4割を1人で稼ぎ出したゴールゲッターは健在で、今季の5得点はリーグトップだ。またGKウルライヒも前節はファインセーブを連発し、1点差での逃げ切りに大きく貢献した。

フランクフルトは、主将シュベークラー、エースFWマイヤー、左SBオチプカ、MFローゼンタールら主力が続々と負傷離脱しているほか、中盤の要ローデも出場が危ぶまれている。19日に開幕した欧州リーグ(EL)グループリーグ第1節では、主力不在の影響を感じさせない試合運びで、フランスの強豪ボルドー相手に3-0で快勝した。しかし、この人員不足が中2日という過密日程で実施される今節で不利に働くのは確実。シュトゥットガルトとは直近7戦で6敗しており、相性が悪い。移籍からの公式戦5試合で4得点しているFWカドレツのゴールに期待がかかる。

酒井はここまで全試合に先発しているが、CBアギの加入により定位置が脅かされている。監督交代でポジション争いが振り出しに戻ったいま、両サイドでプレーできる利点を生かしてシュナイダー監督の信頼をつかみたい。乾はブンデスリーガではいまだ無得点だが、前節ブレーメン戦では2ゴールの起点となり、存在感を示し始めている。2敗した昨季の借りを返せるか注目だ。


フライブルク 対 ヘルタ・ベルリン


日本代表MFが所属するヘルタ・ベルリンはアウェーでフライブルクと対戦する。

ヘルタは、開幕戦でフランクフルトに6-1で快勝。昇格チームとしては異例の滑り出しで一躍脚光を浴びた。ここ2戦は連敗を喫し、2勝2敗1分というシーズン成績に落ち着いているが、今節では3勝目を挙げられる可能性が高い。アウェーのフライブルク戦ではこのところ8戦6勝と勝率75%。2試合連続不発の攻撃陣も、この試合を踏み台として次節マインツ戦へ向け勢いをつけたい。細貝は今季全試合に先発している。ルフカイ監督からの信頼は厚く、今節でも先発が予想される。チームに3試合ぶりの得点をもたらすことができるか注目だ。

フライブルクは好調を維持して5位で終了した昨季の面影はなく、約1年半ぶりに自動降格圏まで順位を落とした。今夏の主力流出で空いた穴をまだ埋められていない。昨季は1.2と低かった1試合当たりの平均失点だが、今季は2.2点に上がった。19日のELグループリーグ第1節もホームで引き分けに終わり、復調のきっかけを探している状況だ。