乾(右)はフル出場。積極的にゴールを狙っていったが得点には絡まなかった
乾(右)はフル出場。積極的にゴールを狙っていったが得点には絡まなかった

フランクフルト今季初勝利

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シュトゥットガルトは3連敗喫す

ブラウンシュバイク 0-2 フランクフルト

ブンデスリーガ第3節最終日は8月25日に2試合が行われ、日本代表MFのアイントラハト・フランクフルトブラウンシュバイクと、同DFの所属するシュトゥットガルトアウクスブルクと、それぞれ敵地で対戦。フランクフルトは2-0で今季初勝利を挙げた。乾は左MFでフル出場した。



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ともに今季未勝利の2チームによるこの一戦は、アウェーのフランクフルト攻勢となる。開始早々、アイクナーが左サイドを突破し好機を作り、シュートはDFに阻まれるが攻撃のリズムを生み出す。フランクフルトは7分、移籍後初出場となったFWカドレツが16mからシュート。ブロックされるがCKを獲得する。さらにツェロッツィからのクロスを乾が20mから蹴り込もうとするが、CBにクリアされる。11分には乾がペナルティエリア左からポスト直撃のシュート。ブラウンシュバイクはボールを持ってもキープできず、守備に追われる。乾は18分にもゴールを狙うが、またもやDFに防がれる。結局、前半はどちらの無得点のまま終了するが、試合の流れは完全にフランクフルトがつかむ。

先制は後半開始間もない52分、フランクフルト。マイヤーが右クロスを右足シュートに行くとボールはDFに当たり、ネットに突き刺さった。さらにその10分後、アイクナーが追加点。相手のパスミスを見逃さず、すかさずボールを奪うと6mの距離から完全フリーの状態で2-0となるシュートを蹴り込んだ。64分にはマイヤーがバーをかすめる惜しいシュート。フランクフルトは主導権を渡すことなく2点を守りきり、今季初勝利を挙げた。


アウクスブルク 2-1 シュトゥットガルト


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日本代表DFが所属するシュトゥットガルトは敵地でアウクスブルクに1-2で敗れ、開幕3連敗を喫した。酒井は右SBでフル出場した。

開幕連敗中のシュトゥットガルト。格下のアウクスブルク相手には何としても勝ち点が欲しいところだが、開始6分に早くも失点を喫する。右サイドからの鋭いクロスをDFシュバープがクリアできず、ファーサイドで待ち構えていたFWアルティントップに押し込まれた。劣勢に陥ったシュトゥットガルトは、攻め急ぐあまり逆にカウンターから攻め込まれる時間が続く。酒井が17分にペナルティエリア手前右でルーズボールを拾い、フェイントで相手DFを交わして左足でミドルシュートを放つ好機を作るも、シュートが相手GKの正面を突き得点には至らなかった。

36分には2点目を奪われる。ペナルティエリア横で与えたFKからのクロスをカルセンブラッカーに頭で合わせられた。2点差をつけられたシュトゥットガルトは3連敗の危機に陥るが、42分にようやく1点を返す。ドリブルで仕掛けたMFマクシムがペナルティエリア内で倒されPKを獲得。エースのFWがゴール左に落ち着いて決め1-2とし、後半に逆転の望みを残した。

後半は両チームともにカウンターから攻撃を試みるが、序盤で得点チャンスにつながったのはシュトゥットガルトのボカがクロスのこぼれ球をボレーした52分の場面のみ。70分には後半途中から出場のMFトラオレが危険なファウルで一発退場となり、シュトゥットガルトは数的不利に陥った。それでもGKウルライヒの好セーブなどで1点差で粘っていると、83分に同点の絶好機が訪れる。イビシェビッチのワンタッチパスに途中出場のMFハーニクが走り込み触ればゴールという場面を作るが、GKが一足先にボールに追いつき得点はできなかった。シュトゥットガルトはこのまま1点差を詰めることが出来ず、開幕3連敗を喫した。