日本代表SBの直接対決となるシャルケ対ハノーファー。前回の対戦は激しい打ち合いの末に、シャルケに5-4で軍配が上がった
日本代表SBの直接対決となるシャルケ対ハノーファー。前回の対戦は激しい打ち合いの末に、シャルケに5-4で軍配が上がった

日本代表SB対決

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24日、酒井宏のハノーファーが内田のシャルケを本拠に迎える

ハノーファー 対 シャルケ

ブンデスリーガ第3節2日目は8月24日、各地で6試合が行われ、ハノーファーシャルケの一戦では、とによる日本代表SB対決が実現する可能性が高い。


ハノーファーはホームでの開幕戦で上位進出が予想されるウォルフスブルクに完封勝利し、好スタートを切ったかにみえたが、アウェーの前節では逆に0-3で完封負けを喫した。敵地で4勝1分12敗と大きく負け越した昨季同様、今季もアウェー戦に苦しむことになりそうだ。

前節はセンターバックで先発した2人の新加入選手、サネ、マルチェロの呼吸が合わずに失点を招いた。1週間の練習を通してどれだけ守備の安定化を進められるかが、今節の勝敗を分けるポイントになるだろう。ハノーファーにとって有利なデータは、シャルケが今季すでにセットプレーから3失点していること。セットプレーからの得点が多いハノーファーは、大いに得点が期待できる。

シャルケは2試合を終えて勝ち点がわずか1、今週水曜の欧州チャンピオンズリーグ(CL)最終予選第1戦でもホームで先勝を逃した。内田は前節の後「セットプレーでやられるのを止めないと勝てない」と話した。2試合で7失点という状況にはディフェンダーとして当然頭を悩ませているだろうが、「うまくいかないときは何をやってもうまくいかない。ここは我慢する時」と悲観はしていないようだ。離脱者が続出するなか、23日にはMFファルファン欠場が明らかになり、ここが踏ん張りどきだ。

前回の同カードは激しい打ち合いとなった末に、シャルケが5-4で勝利をつかんだ。両チームが対戦した過去48試合では必ずゴールが生まれており、今回も見ごたえのある点の取り合いが予想される。ハノーファーのスロムカ監督にとっては、監督として通算200試合目という節目の試合となる。


マインツ 対 ウォルフスブルク


日本代表FW岡崎慎司が所属するマインツは、右ウィングのニコライ・ミュラーが3得点と絶好調。左ウィングの岡崎も第1節でゴールを決め、前線の両翼がチームをけん引している。ここまではシュトゥットガルト、フライブルクと力量が同レベルにあるチームを下し、開幕連勝と最高のスタートを切った。

今節の相手は選手層ではビッククラブに匹敵する日本代表MF長谷部誠ウォルフスブルク。ブラジル代表MFグスタボの加入で戦力はさらに高まった。マインツにとっては、真の実力が問われる一戦となる。

ウォルフスブルクは前節シャルケ戦で4-0とヘッキング監督就任以来の大勝を果たした。先発メンバーに大きな変更があるとは考えにくく、出場機会のなかった長谷部は再びベンチスタートとなりそうだ。本人は前節の後「監督からは『3つのポジションができるから、どこでもプレーできるように準備しとけ』と言われてる。とにかくチャンスが来るのを待つ」と前向きに話した。


ホッフェンハイム 対 フライブルク


ホッフェンハイムは前節、MFフィルミーノが2得点3アシストの活躍をみせ、ハンブルガーSVに5-1で圧勝した。新加入のFWモデステもすでに3得点と補強が大当たりし、残留争いに巻き込まれた昨季の面影はない。勝ち点0で勢いのない現在のフライブルクが相手なら、勝利が期待できる。