リベリ
CL決勝で対戦する両クラブの主力を紹介
経歴
【ミュンヘン発・bundesliga.de編集部】今季の欧州チャンピオンズリーグ(CL)決勝は史上初のドイツ勢対決。5月25日にウェンブリー・スタジアム(ロンドン)で行われる決勝戦を前に、bundesliga.de編集部は各チームのレギュラー11人の経歴と今季CLにおける成績をシリーズで紹介する。
は1983年4月7日、ブローニュシュルメールで生まれ、FCコンティでサッカープレーヤーとしての第一歩を踏み出した。6歳で地元クラブに入り、のちにリールのユースチームへと移籍する。しかしトップチームに入ることはできず、フランスの下部リーグでキャリアが始まる。一時は、サッカー以外に建築作業員としてアルバイトをしていたこともあった。その後、FCメッツを経て2005年にガラタサライ・イスタンブール(トルコ)へと移籍し、カップ戦を制した。そしてこの時期、アルジェリア人の妻と結婚しているリベリはイスラム教へと改宗した。半年後にトルコでの冒険は終わりを告げ、故郷フランスのオリンピック・マルセイユにプレーの場を移す。2006年W杯に代表として出場するためのアピールには、まさにうってつけの時だった。これが成功しリベリはジダンとともにW杯準優勝を果たし、これまでにフランス代表として73試合に出場し12ゴールを決めている。
ここからの成長はさらに著しく、2007年夏にバイエルンと契約。移籍1年目にはフランスおよびドイツで、シーズン最優秀選手に選出された。さらにその後もリーグ優勝2回、DFB杯の栄冠もも2度手にし、まだ足りないのはCL優勝のみ。3度目となる決勝の舞台で、ようやく念願のタイトルを獲得したいところ。しかし欧州のビッグタイトル抜きでも、リベリはリオネル・メッシやクリスティアーノ・ロナウドと並んで世界のスターに挙げられる。このキャリアを築き上げるまでに、いくつかの幸運にも恵まれてきている。2歳の時には交通事故に遭い、顔には今でも傷跡がはっきりと残る。2年前に敗れたCL決勝で負った精神的な傷を、リベリは遅くともこの土曜日に永久に忘れ去りたいと考えている。
今季CLでのパフォーマンス
- 12戦中10試合で先発出場している
今大会で唯一のゴールは1-3で敗れたボリソフ(ベラルーシ)戦
アシストは4つ記録しており、うち2個は3-0で勝利したバルセロナ戦
今シーズンはCL出場全チーム全選手の中で最多数となる、ドリブルでの1対1の競り合い(116回)を記録。メッシは92回
受けたファウルは23回。バイエルンではだけがこれより多い24回を記録
パス失敗はわずか14%
紹介予定の22選手
ドルトムント
バイデンフェラー、ピシュチェク、ズボティッチ、フメルス、シュメルツァー、ギュンドアン、ベンダー、ブワシュチコフスキ、ロイス、グロースクロイツ、レバンドフスキ
バイエルン
ノイアー、ラーム、ボアテング、ダンテ、アラバ、シュバインシュタイガー、マルティネス、ロッベン、ミュラー、リベリ、マンツキッチ