シャーフ監督退任
クラブ側と合意のうえ決定
今季低迷し残留争いをするブレーメンは5月15日、長年指揮をとってきたトーマス・シャーフ監督(52)の退任を発表した。
14年間ブンデスリーガでチームの発展に貢献してきたシャーフ監督は、この日の朝、選手やスタッフに別れを告げた。本人の希望で、最終節ニュルンベルク戦のベンチに座ることはない。シーズン最後の2週間、チームはアシスタントコーチのウォルフガング・ロルフとマティアス・ヘーナーバッハの両氏が率いることになる。
「ここ数日、我々はチームのサッカー面における成長について分析を重ねてきた。その結果、新たな始まりを決断した。トーマスが選手そして監督として40年以上もブレーメンにもたらしたことすべてに感謝している。彼とともに、クラブは素晴らしい成長をすることができた」と、取締役のトーマス・アイヒン氏、クラウスディーター・フィッシャー氏およびクラウス・フィルブリ取締役会長は連名で感謝の意を表した。さらに「1部残留へ尽力し、我々は新たなスタートのためには互いに合意した上での別離がどちらにとってもベストだという同じ考えにたどり着いた」と退任の理由を説明した。
シャーフ氏は「ここでは、多くのポジティブな経験や成功と結びついた並外れた素晴らしい時間を過ごした。その道のりで私を支えてくれたすべての人に感謝したい。ブレーメンには輝かしい未来を願っている」と話している。