アーレン、本拠で4戦負けなし
阿部は5度目先発も56分に交代
アーレン 2-1 レーゲンスブルク
ブンデスリーガ2部第32節は5月3日、各地で3試合が行われた。MFの所属するアーレンは、ホームで3部降格が決定しているレーゲンスブルクと対戦し、2-1で勝利。これでホームでは4試合負けなしとなった。阿部はトップ下で今季5度目の先発出場も、効果的な攻撃ができず56分に交代した。
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アーレンは前節、劣勢から90分に追いついたパーダーボルン戦の引き分けによってすでに2部残留が確定。ハーゼンヒュットル監督は、「一けた台の順位でシーズンを終える」という新たな目標を掲げた。
最初のチャンスをつかんだのはアーレン。4分、中盤から抜け出したダウシュがフリーの状態で左足シュートも、ポスト右にそれる。8分、16分にも絶好のシュートチャンスを迎えるが、得点はならず。しかしアーレンは落ち着いた試合運びで好機を作り出していく。先制ゴールは26分。中盤からのパスを受けたレヒライターがゴール前でGKと1対1になり、冷静にドリブルでかわすとゴール中央へ蹴り込んだ。ところがその3分後には、ミュラーに決められ同点に追いつかれる。ここからややペースを崩したアーレンだが、前半は1-1でしのぐ。
後半に入り、徐々に攻撃のリズムが出始めたアーレンは55分、疲れのみえてきた阿部に代えてユングラスを、61分にはダウシュに代えてトラウトを投入。逆に69分にはGKと1対1の場面をつくられるが、ここはフェイジッチの好セーブでピンチを逃れる。しかしアーレンは果敢に攻め上がると、78分にはFKからヒュープナーが決め、ついに勝ち越しに成功。1点のリードを守り切ると、勝ち点3を獲得した。
56分での早い交代となった阿部は、「ボールを持った時にもっと出来ないと」と自身のプレーを振り返った。チームはシーズン終盤が迫ったここへきて、上り調子。「一個一個勝っていけば順位は上がっていく。3連勝できるようにがんばりたい」と話した。