CL準決勝第1戦前日会見に出席した主将ラーム(左)とMFマルティネス
CL準決勝第1戦前日会見に出席した主将ラーム(左)とMFマルティネス

5度目V狙う

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CL準決勝第1戦でバルセロナを迎えるバイエルン

欧州チャンピオンズリーグ(CL)準決勝第1戦は4月23日に幕を開け、ドイツ王者バイエルンが本拠にバルセロナ(スペイン)を迎える。24日には準決勝のもう一戦、ドルトムント対レアル・マドリード(スペイン)がドイツで行われる。

バイエルンはブンデスリーガで圧倒的強さをみせた今季、クラブ史上23度目のドイツ優勝、ブンデスリーガでは22度目かつ第28節での史上最速Vを果たした。DFB杯4強でも危なげなく6-1でウォルフスブルクを下し、決勝進出を決めている。リーグ、DFB杯、そしてこのCL制覇という3冠への期待は大きい。昨季のCL準決勝では、スペインのレアル・マドリードを下して決勝進出している。昨季を含む最近のホームでのCLでは13戦11勝と大きく勝ち越している。この第1戦でも、大声援をパワーに変えて決勝進出へ有利な状況にしたい。

そのバイエルンと対峙するのはスペインの名門、FCバルセロナ。リオネル・メッシらスター選手が数多く所属し世界でも人気のこのチームは、今季スペインリーグ優勝へあと一歩というところに来ている。どちらも5回目となる欧州制覇を目指す両チームは、過去のCLで6度対戦しバイエルンが6戦3勝1敗2分と勝ち越している。しかし6シーズン連続となるCL4強入りのバルセロナは、バイエルンにとっても難しい相手となることは間違いない。

22日に行われた前日会見では、サッカーで大切なのはチームワークであると強調したバイエルンのハインケス監督。バルセロナのことを「ヨーロッパのサッカーを支配した素晴らしい共同体」と評した。先発メンバーについて詳しいことは明かさなかったが、ゴールゲッターであるはこの試合、累積警告による出場停止となる。しかし最近の試合ではFWにのほかも頻ぱんに起用されており、「両選手と話してから決める」としている。マンツキッチ以外では、長期離脱中のDF、MFを除けば全選手が出場可能な状態で、人員的には問題はみられない。

会見に同席した主将のDFは、「同じレベルのチーム同士の顔合わせ」と準決勝の2カードを表現。「僕らはこの対戦相手を倒すための力を持っている。2つの似たようなトップチームによる試合だ」と対戦を楽しみにしていた。



予想出場選手:

バイエルン:GKノイアー - ラーム、ボアテング、ダンテ、アラバ - シュバインシュタイガー、マルティネス - ロッベン、ミュラー、リベリ、ピサロ

バルセロナ:GKビクトル・バルデス - ダニ・アルベス、ピケ、アビダル、アルバ - ブスケツ、シャビ、イニエスタ - ペドロ、メッシ、ビジャ