決勝トーナメント1回戦第1戦のゲンク戦では、ゲントナー(右端)が先制弾
決勝トーナメント1回戦第1戦のゲンク戦では、ゲントナー(右端)が先制弾

シュトゥットガルト

xwhatsappmailcopy-link

敵地ゲンクで勝てば2回戦進出

ゲンク(ベルギー)対シュトゥットガルト

UEFA欧州リーグ(EL)決勝トーナメント1回戦第2戦は20日、各地で行われ、ドイツ勢4チームもそれぞれ勝ち抜きをかけて戦いに臨む。

他のドイツ勢3チームの試合見通しへ



日本代表DF酒井高徳と同FW岡崎慎司の所属するシュトゥットガルトはチームは今季とにかく不調から抜け出せず、ここまでリーグ戦22試合を終えて8勝10敗4分、勝ち点28で12位。第17節マインツ戦(昨年12月15日)から5連敗を喫し、追い詰められた。さらに先週ホームで行われたEL決勝トーナメント1回戦第1戦も、1点リードの後半ロスタイム、勝利を目前にして痛恨の同点弾を浴び、イレブンは敗戦後のようにがっくりとうなだれてピッチを去った。

しかし17日のリーグ戦第22節ホッフェンハイム戦では、前半の早い時間にハーニクがゴールを決めて先制。後半終盤は押されるシーンも目立ったものの、守護神ウルライヒのスーパーセーブ連発もあり、1点を守りきった。6戦ぶりの勝利に選手は湧き上がり、これから這い上がってくる感はある。試合後、酒井は選手のみでじっくりとミーティングをしたと明かし、「しっかり引いて守り、そこから出て行く形が意思統一してできた」とチーム向上の手応えを口にした。決勝点のハーニクも「ワンマンショーじゃなくて、チームとして勝ったんだ」と選手のまとまりを強調した。

欧州リーグのグループリーグで挙げた2勝はいずれも敵地で。また、今季リーグ戦で決めた6得点すべてを敵地で挙げているハーニクにもゴールの期待がかかる。CBニーダーマイヤーはこの試合、累積警告のため出場できず、新加入のロペスが代役を務める可能性が大きい。ウルライヒをはじめ、酒井ら守備陣も徹底した守りで幸運を引き寄せられるか。主将のタスキは「第1戦は不運な結果になったけど、ホッフェンハイムで勝ってみんなピッチ上で自信を取り戻した。僕たちにもまだチャンスはある」と前向きだ。アウェーですっきりと勝って2回戦進出し、リーグ戦でも波に乗りたい。