Summary

  • 昨季の主力を放出しつつも、着々と補強を敢行
  • 今シーズンはCLの舞台にもカムバック
  • 注目の若手指揮官テデスコ監督は2シーズン目に突入

長いプレシーズンも間もなく終了し、8月24日には2018/19シーズンのブンデスリーガがついに開幕の時を迎える。そこで当サイトは、夏季準備期間の様子から各クラブの現状について分析した。 第6回は、昨シーズン2位に輝いたシャルケを紹介する。

【所属選手】

レオン・ゴレツカとティロ・ケーラーという昨季のレギュラーが、それぞれバイエルン・ミュンヘンとパリ・サンジェルマン(フランス)へ旅立ち、生え抜きのマックス・マイヤーも契約満了で退団した。しかしアイントラハト・フランクフルトから守備的MFオマル・マスカレル、マインツからスアト・セルダル、ホッフェンハイムからマーク・ウト、ハノーファーからサリフ・サネを獲得するなど、戦力の充実を図っている。その上、ハムザ・メンディルやスティーブン・スクジブスキなど、レギュラーと遜色のないバックアッパーも加わり、各ポジションにトップクラスのプレーヤーが2人以上名を連ねるほどの選手層となった。

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【指揮官】

昨夏、ドメニコ・テデスコ監督が就任した当初は、まだファンもその手腕に疑いのまなざしを向けていたが、それが間違いだったことを同監督は自ら証明してみせた。プロ指導者ライセンスの講習会ではホッフェンハイムのユリアン・ナーゲルスマン監督と同時期に卒業し、テデスコ監督は彼を上回る点数で見事合格。ラルフ・フェアマン主将の「彼はブンデスリーガでベストの指導者」という言葉通り、シャルケというビッグクラブを率いることに気後れすることもなく、就任1年目で欧州チャンピオンズリーグ(CL)出場権を獲得した。

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【プレシーズンの勝者:トイヒャート】

昨冬の移籍市場において、U21ドイツ代表という看板を引っ提げニュルンベルクからやって来たセドリック・トイヒャートだが、昨季後半戦の出場時間はわずか30分間。しかし、この夏の準備期間でテデスコ監督から戦術を叩きこまれ、練習試合でもゴールを決めている。ギド・ブルクスタラー、ブレール・エンボロ、ウトなどFW陣の層は厚いため、まずはジョーカーとしての起用が濃厚ではあるものの、昨シーズン以上の出番をもらえることは、ほぼ確実だ。

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【今季の目標】

今シーズンはブンデスリーガ、ドイツサッカー連盟カップ(DFB杯)に加え、CLも同時にこなしていかなければならない。「我々はすべての面で成長することを目指している」という指揮官の言葉が実現しなければ、いずれも中途半端な結果に終わってしまうだろう。また、昨季2位に入ったことで、ファンの期待は一層高まっている。若き青年監督にとって、早くも正念場の年となりそうだ。

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