Summary

  • 昨季DFB杯王者のフランクフルト、多国籍軍団を継続
  • ヒュッター新監督がコバチ前監督の後任に
  • ヨビッチが今季最大の驚きになる!?

長いプレシーズンも間もなく終了し、8月24日には2018/19シーズンのブンデスリーガがついに開幕の時を迎える。そこで当サイトは、夏季準備期間の様子から各クラブの現状について分析した。第4回は、長谷部誠と鎌田大地が所属するアイントラハト・フランクフルトを紹介する。

【所属選手】

欧州のビッグクラブから多数のオファーもあったとされるクロアチア代表アンテ・レビッチとの契約を2022年まで延長し、チームに引き留めることができたのは、フランクフルトにとって最大の吉報だ。しかし守護神ルーカス・フラデツキーをはじめ、昨季の主力ケビンプリンス・ボアテングやマリウス・ウォルフ、さらにオマル・マスカレルもチームを去ってしまった。ニコライ・ミュラー、フィリップ・コスティッチなど、ブンデスリーガでの経験豊富な新戦力がどれだけパフォーマンスを発揮できるかが、今季の成績に大きく影響するかもしれない。

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【指揮官】

ニコ・コバチ監督の後任に選ばれたのは、昨季ヤングボーイズ(スイス)を数十年ぶりにスイスリーグ王者へと導いた、オーストリア人監督アドルフ・フュッター氏。それ以前にはザルツブルク(オーストリア)でもリーグチャンピオンに輝くなど、タイトル獲得の術を熟知した人物で、就任会見では高い位置からのプレッシングと素早い攻守の切り替えを軸とする、攻撃的なサッカーを目指していることを明言した。選手の適正を素早く見抜く能力を持ち、コミュニケーションにも長けた指揮官は、計25カ国からなる多国籍軍を、いかにしてまとめあげていくのだろうか。

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【プレシーズンの勝者:ヨビッチ】

レギュラー候補のミヤト・ガチノビッチと相性が良く、年明け以降チームにフィット。上背は並の部類に入り元々ヘディングはあまり得意ではなかったものの、昨季後半戦で4試合連続ゴールを決めるなど、得点力に磨きがかかっている。ブンデスリーガでトップクラスのフィジカルを持つセバスチャン・ハラーとのポジション争いは熾烈だが、一度波に乗れば手がつけられなくなるだけに、一躍スターダムにのし上がる可能性も十分に秘めている。

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【今季の目標】

久しぶりの欧州カップ戦出場にフランクフルトの町が色めき立っている一方、新キャプテンのダビド・アブラハムは「欧州リーグ(EL)での試合も楽しみたい。しかしまずは、ブンデスリーガで勝ち点を重ねていかなければならない」と地に足をつけたコメントを残している。すでにELホームゲームのチケットは3試合とも完売しており、そのファンの熱気をブンデスリーガでの戦いにもうまくリンクさせたいところ。リーグ戦とELの激戦をやりくりするだけの選手層は揃っており、どちらの大会でも一定の結果を残せるはずだ。

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