Summary

  • ブレーメンは夏の移籍市場でデラネイとユヌゾビッチを放出
  • 選手層の厚みは昨季以上
  • 間もなく40歳のピサロが4度目の復帰

長いプレシーズンも間もなく終了し、8月24日には2018/19シーズンのブンデスリーガがついに開幕の時を迎える。そこで当サイトは、夏季準備期間の様子から各クラブの現状について分析した。第3回は、大迫勇也の新天地ブレーメンを紹介する。

【所属選手】

契約満了となったズラトコ・ユヌゾビッチ、香川真司のドルトムントへ引き抜かれたトーマス・デラネイという、近年ブレーメンを支えてきた2選手を失った。特に前者はキャプテンとしてチームを引っ張ってきた精神的支柱。その穴を埋めるのは容易ではないが、新主将に任命されたのはユース時代からクラブをよく知るマックス・クルーゼで、大迫勇也、マーティン・ハーニク、ケビン・メーワルト、フェリック・ベイモ、そしてデイヴィ・クラーセンと、最前線から中盤、最終ラインに至るまで、着々と補強は行われている。唯一気になるのは、これだけ選手がいながら守備的MFを本職とするのがフィリップ・バーグフレーデただ一人であること。

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【指揮官】

現在35歳の若手指揮官がアレクサンダー・ヌーリ前監督の後任に選ばれた当時、多くの人は懐疑的な眼差しを向けていた。しかしそんな心配をよそに、フローリアン・コーフェルト監督はブレーメンの立て直しに成功。大崩れすることは以前よりも格段に少なくなり、昨季後半戦だけを見れば順位は5位に入るほどの強さだった。クルーゼ、クラーセン、アウグスティンソン、パブレンカ、大迫、ハーニクなどの実力者たちを、指揮官がどう操っていくのか、ファンの興味は尽きない。

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【プレシーズンの勝者:ピサロ】

驚きの一報が流れたのは7月下旬、ケルンとの契約を昨季限りで満了したクラウディオ・ピサロの、自身4度目となるブレーメン復帰が決まった。同選手が祖国ペルーを離れ、初めてベーザー川のほとりにやって来たのは、今から19年も前の1999年8月。この10月で御年40歳となる老兵ではあるが、フランク・バウマンCEOも「合宿で彼の動きを見て、驚かずにはいられなかった。ビジャレアル(スペイン)戦でも、まるで始動日から合流している選手のようなパフォーマンスだった」と、かつての同僚に感嘆の声を挙げている。

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【今季の目標】

クラブ首脳陣から、今季の目標に関する正式な声明はまだ出されていない。しかし先述のように補強は効果的に行われ、その陣容を見れば一桁順位も十分狙えるほど。野心あふれるコーフェルト監督の戦術がしっかりとはまりさえすれば、中~上位躍進を果たしたとしても不思議ではない。

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