指揮官が代わった今季もフランクフルトで確固たる地位をつかんだ長谷部 - © © gettyimages / Alex Grimm
指揮官が代わった今季もフランクフルトで確固たる地位をつかんだ長谷部 - © © gettyimages / Alex Grimm

開幕ベンチ外から絶対的な存在へ。長谷部誠、再評価の理由

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「マコト・ハセベはチームを安定させる絶対的な存在だ」

アイントラハト・フランクフルトのアディ・ヒュッター監督はブンデスリーガ第11節のシャルケ戦に向けた会見の席で、チーム好調の理由として長谷部誠の存在を挙げた。今季序盤はベンチ外を強いられるなど厳しいシーズンになることが予想されたが、長谷部は新指揮官の下でも着実に信頼を積み上げ、今までどおりの絶対的な地位を築き上げた。

激闘のワールドカップを終え、長年けん引してきた日本代表を退いて臨んだ新シーズンのスタートは難しいものだった。リーグ開幕前こそ公式戦2試合にフル出場したが、チームはドイル・スーパーカップでバイエルン・ミュンヘンに0ー5で惨敗、昨季王者として臨んだドイツサッカー連盟カップ(DFB杯)でも4部のウルムに1ー2と不覚を取り、1回戦で姿を消した。

ヒュッター新監督を迎えた発展途上のチームと同じように、長谷部自身もまた新たな戦いに向けて心身ともに整っていなかった。「シーズンの最初は個人的にもあまりコンディションが良くなかったですし、W杯後に(試合への)情熱やエネルギーという部分で少し問題を抱えていたかなと思います」

- © DFL DEUTSCHE FUSSBALL LIGA / Simon Hofmann

※ 動画:「長谷部、ブンデスリーガ10年間のベストシーン Top 5」は、こちら

※ 2018/19 日本人選手展望:長谷部誠「自分の真価が問われるシーズンになる」は、こちら

- © imago / Revierfoto