セバスティアン・アレ(中央)ら「攻撃トリオ」の活躍も、フランクフルト好調の理由 - © DFL DEUTSCHE FUSSBALL LIGA / Thomas Eisenhuth
セバスティアン・アレ(中央)ら「攻撃トリオ」の活躍も、フランクフルト好調の理由 - © DFL DEUTSCHE FUSSBALL LIGA / Thomas Eisenhuth
ブンデスリーガ

長谷部のフランクフルト、4位躍進の秘密

11月9日に行われた第11節シャルケ戦を3ー0で制し、アイントラハト・フランクフルトの5万1000人のサポーターは、「ドイツのマイスター、フランクフルト」「ヨーロッパの最高のチーム」とチャントを歌い、チームの活躍を讃えた。

3人のトップ・ストライカーの覚醒

一方、アディ・ヒュッター監督は控えめなコメントをする監督として知られている。シャルケ戦の直後のインタビューでは「本当に素晴らしい気分だ!」と答えたが、ブンデスリーガでは4位とバイエルン・ミュンヘンの前に位置し、欧州リーグ(EL)グループステージを早々に突破したチームに対するファンの熱狂的な盛り上がりに比べると、やはり冷静だった。

48歳のオーストリア人監督は、自身の功績について謙虚に語る。ドイツサッカー連盟カップ(DFB杯)優勝チームを前任者のニコ・コバチから引き継いだ当初、チーム作りに時間を要し、開幕初戦で勝利した後に4試合連続白星なしと試練の時を過ごしたことも関係しているかもしれない。しかしチームの自信を育むことには余念がなく、「僕たちは昨シーズンより優れたチームだ」とセバスティアン・アレは発言している。

今季のフランクフルトの強みは、ブンデスリーガの他チームが嫉妬するような攻撃陣を擁していることだ。今季9ゴールで得点ランキング首位のルカ・ヨヴィッチ、2位のセバスティアン・アレ、そしてゲームメーカーのアンテ・レビッチだ。フランクフルトの「攻撃トリオ」のスコア・ポイント(ゴールとアシストの合計)は現在、3人で31に上っている。

【第11節 フランクフルトシャルケ

長谷部ら守備陣の安定感

もちろん、フランクフルトの躍進の秘密を3人のストライカーの活躍だけに求めることはできない。日本代表を引退した長谷部誠とダヴィド・アブラハム、若手フランス人エヴァン・ヌディカによる3バックで守備を固め、ダニー・ダコスタとフィリップ・コスティッチがサイドからプレッシャーをかける。このシステムの下、ジョナサン・デグズマンら中盤の選手たちのプレーが活きてくる。元オランダ代表31歳のデグズマンは、「我々はビッグチームになるための道の途上にあり、素晴らしいスピリットを持っている」と述べている。

「長谷部誠、再評価の理由」は、こちら

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