Summary

  • フランクフルトは今夏に日本人MF鎌田大地を獲得
  • フライブルクとの開幕戦でブンデスリーガデビュー
  • 過去に在籍した日本人選手と同じ道を歩めるか?

アイントラハト・フランクフルトはこの夏、Jリーグのサガン鳥栖からMF鎌田大地(21)を獲得。クラブにまた一人新たな日本人選手が加わった。高原直泰に始まり稲本潤一、乾貴士、そして現在は長谷部誠がプレー。日本代表のキャプテンを務める長谷部がすでに母国のヒーローなのに対し、鎌田のほうはまだそれほど知名度が高くない。そんな21歳を見いだしたフランクフルトは鎌田に対し、ここで活躍してきた日本人選手と同じ道を歩んでくれることを期待している。

フレディ・ボビッチSDは鎌田の“大きな可能性”に太鼓判を押し、中盤のバリエーションを増やす存在になることを願っている。ブンデスリーガ開幕節ではニコ・コバチ監督によってサイドで先発起用されたが、真ん中を本職とし、展開を読む力、視野の広さ、そして正確なパスを持ち合わせる鎌田は、ゲームメーカーとしても通用するだろう。

これまでの日本人選手と同様、鎌田もチーム加入初日から新しい環境に興味津々で何事にもどん欲だった。多くのことを吸収し、欧州のサッカーに1日でも早く慣れようという姿勢が見て取れた。

そんな鎌田にとって大きな力となったのが、良好なコンディションと長谷部の存在だ。今回の移籍は、「すべてがあっという間に進んでいった。日本で別れを告げたばかりだと思ったら、もうここにいた」と本人も驚くほどトントン拍子でまとまったが、Jリーグがシーズン真っ最中だったこともあって体はすでに出来上がっていた。また、フランクフルトに来てからは長谷部が常にサポートに回って鎌田が新しいチームに慣れるのを手助けしていた。

「本当にワクワクすることばかり。この素晴らしいチャンスを最大限生かしたいと思う」。勇気と強い決意を持って大きなチャレンジに挑んでいる鎌田は、開幕前の合宿中にふくらはぎを打撲し、数日間練習ができないこともあった。だが、フランクフルトとの契約は4年間。決して焦る必要はない。

© gettyimages / THOMAS KIENZLE