屈強なウルグアイのDFを背負いながら最前線でボールを収め、チームの攻撃に推進力を生み出していく。ブレーメン所属の日本代表FW大迫勇也がウルグアイとの国際親善試合で見せたパフォーマンスには“凄み”すら感じられた。

森保一新監督の下で新たなスタートを切った日本代表は、10月12日のパナマ戦、16日のウルグアイ戦に向けてロシア・ワールドカップの主力組を招集。今回の2連戦では9月のコスタリカ戦で結果を出した若手新戦力と“ロシアW杯出場組”の融合が一つのテーマとなっていた。

エースストライカーとしてW杯を戦った大迫は2試合ともに先発出場。パナマ戦こそ周囲との連係を意識するあまり無難なプレーに終始したが、続くウルグアイ戦では「日本のエース」として貫禄を見せつけた。

この日は南野拓実(ザルツブルク)が2ゴール、中島翔哉(ポルティモネンセ)が2得点を演出、そして堂安律(フローニンゲン)が代表初ゴールと2列目の選手たちが躍動したが、彼らが常に前を向いてアグレッシブにプレーできたのも前線で体を張り続けた大迫の存在によるところが大きい。自らも1ー1で迎えた36分に、中島が放ったシュートのこぼれ球を右足ボレーで叩いて勝ち越し点をマーク。前半の立ち上がりと後半途中のチャンスで枠を外すシーンはあったが、それでもチームへの貢献度は突出していた。

今季は新天地のブレーメンで開幕からレギュラーの座を射止め、チームも第7節を終えて4勝2分け1敗の4位と上々のスタートを切った。攻撃的なサッカーを展開するチームで大迫のゴール数も自然と増えていくことだろう。ロシアW杯を機に流行語となった“大迫、半端ない”というフレーズは、今後もブンデスリーガと日本代表戦でたびたび使われることだろう。

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