Summary

  • バイエルンのユップ・ハインケス監督が完璧な船出
  • ライプツィヒが難攻不落の地を攻略。首位争いが激化
  • 1試合5ゴールも当たり前のゴールラッシュ

バイエルン・ミュンヘンの再建を託されたユップ・ハインケス監督が完璧な初陣を飾り、ライプツィヒは2年半以上も続いたドルトムントの不敗神話をついに止めた。各会場が派手な撃ち合いに沸いた第8節のトピックスを5つ紹介する。

1)困った時のハインケス!

やはり頼りになる指揮官だ。監督を勇退して4年5カ月、静かな隠居生活を送っていたハインケスが軌道修正を急ぐ古巣の要請を受けて4度目の監督に就任、初陣のフライブルク戦で5ー0の大勝を収めた。「2ー0とした後も次のゴールを狙っていたのは良かった」と新監督は選手たちを称賛。5点差での完封勝利は今季初、ハインケス監督にとってもバイエルンの指揮官として初めての出来事だった。

ブンデスリーガでは2試合連続で2点差を追いつかれ、その間、欧州チャンピオンズリーグでもパリ・サンジェルマンに0ー3の完敗。しかし、新指揮官はボロボロだったチームに4試合ぶりの勝利をもたらし、早くもその敏腕を見せつけた。ドルトムントが敗れ、首位との勝ち点差は「2」に肉薄。指定席の奪還も射程圏内に入った。

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2)無敵の要塞がついに陥落…

4シーズンをまたいで紡がれてきた記録がついに途切れた。ドルトムントがホームでライプツィヒに競り負けて今季初黒星。リーグ戦でのホーム連続無敗記録が「41」でストップした。ドルトムントはこの2年半、ホームで34勝7分けと驚異的な強さを誇り、本拠地ジグナル・イドゥナ・パークは対戦相手にとって難攻不落の要塞と化していた。しかし、後半開始直後のソクラティスの一発退場も響いて今季ワーストの3失点。ホームでの手痛い敗戦により、2位バイエルンとの勝ち点差は「2」まで縮まってしまった。

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3)不敗神話崩壊で首位争いがヒートアップ

ライプツィヒがドルトムントの不敗神話を打ち砕いたことで、首位の座を巡るバトルが一気にヒートアップ。首位ドルトムントから4位ホッフェンハイムまでが勝ち点「4」差にひしめく大混戦となった。3連勝で3位に浮上したライプツィヒは快進撃を見せた昨季と比べても遜色のない成績。ナビ・ケイタ、ティモ・ウェアナーら主力を欠く状況も多い中で、十分な成績を残している。ラルフ・ハーゼンヒュットル監督はドルトムント戦後、「自分たちを信じ続けられたのが大きかった」と自信を失わずに戦い抜いたチームを称賛した。

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4)第2グループは猫の目の入れ替わり

トップ4の顔ぶれが昨季と同じになっている一方で、その先頭集団を追う後続グループの順位は目まぐるしく変動している。今節はブレーメンを2ー0で下したメンヘングラートバッハ(ボルシアMG)が5位に浮上。6位には敵地でヘルタ・ベルリンを下し、4試合ぶりの勝利を飾ったシャルケが9位から一気にジャンプアップを果たした。今季初の2連勝を飾ったアイントラハト・フランクフルトも一つ順位を上げて7位。シャルケと同勝ち点で上位陣を追っている。

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5)今季最大のゴール祭り

「撃ち合い楽しむならブンデスリーガ」。そんな評判を証明するかのように今節は1試合平均「3.67」、今季最多の計33ゴールが生まれた。全9試合で2ゴール以上が生まれだけでなく、3つの会場で5ゴールが飛び出す大放出。バイエルン対フライブルクこそ5ー0のワンサイドゲームとなったが、激しい打ち合いとなったマインツハンブルガーSV(3ー2)、ドルトムント対ライプツィヒ(2ー3)は観客を大いに楽しませたはずだ。

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