Summary

  • 香川真司のメモリアルゴールでドルトムントが4連勝
  • 2000年代生まれの選手の登場で新時代の幕開け
  • クラウディオ・ピサロが新天地ケルンでデビュー

香川真司が日本人選手歴代最多となるゴールを決めてドルトムントが4連勝をマーク。対照的に優勝候補の本命バイエルン・ミュンヘンは電撃的な監督交代も実らず、まさかの2試合連続ドローに終わった。伝統の一戦で新たな世代の若者がデビューを飾った一方、最下位に沈むケルンは38歳の大ベテランにチーム浮上の先導役を託した。第7節のトピックス5つを紹介する。

1)ドルトムントが記念すべき2発で首位をキープ

ドルトムントがアウクスブルクに2ー1で競り勝って4連勝。チームに勝利をもたらしたのは、記念すべき2つのゴールだった。新戦力のアンドリー・ヤルモレンコが開始4分に待望のブンデスリーガ初ゴールを挙げると、同点とされて迎えた23分には香川真司が芸術的なループシュートで勝ち越し点をマーク。ブンデスリーガ通算ゴール数を「38」に伸ばした香川は、マインツシュトゥットガルトでプレーした岡崎慎司を抜いて日本人選手の単独最多得点者となった。

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2)ついにミレニアム世代がデビュー

ケガ人続出で選手のやり繰りに頭を悩ませるハンブルガーSVが、ブレーメンとの“北部ダービー”で若手選手を大抜擢した。20歳の伊藤達哉と18歳のバシリエ・ヤンジチッチを先発起用すると、試合終了間際には17歳のヤンフィーテ・アープも投入。2000年代生まれ(アープは2000年1月6日生まれ)の選手が初めてブンデスリーガのピッチに立った。

アープはフリッツ・ヴァルター・メダルのUー17部門で金メダルを受賞した有望株で、間もなくインドで開幕するUー17ワールドカップにもドイツ代表として出場する。当初はブレーメン戦を前に現地入りするはずだったが、マークス・ギスドル監督の要望でハンブルクにとどまり、“北部ダービー”でのデビューが実現した。試合は両チーム譲らず、勝ち点1ずつを分け合ったが、指揮官は「若い選手が素晴らしいプレーを見せてくれた。彼らにとって本当に良かったと思う」と話し、今後も若手を積極起用していくことを約束した。

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3)鮮烈デビューを飾った19歳が無念のリタイア

ハンブルクと同様、ホッフェンハイムでも才能豊かな若手が躍動している。前節のシャルケ戦で19歳のデニス・ガイガーがブンデスリーガ初ゴールを決めたばかりだが、今節は同じ19歳のロビン・ハックがブンデスリーガデビュー、初シュートで初ゴールをマークした。ところが、ヘディングの競り合いの際に味方と衝突して脳しんとうを起こし、前半のみで無念の交代。チームも逆転負けを喫し、“完璧”になるはずのデビュー戦はほろ苦いものとなってしまった。

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4)バイエルン…泣きっ面に蜂

カルロ・アンチェロッティ監督の解任に踏み切り、ウィリー・サニョル暫定監督の下で再出発を図ったバイエルン。しかし、ヘルタ・ベルリンとのアウェー戦で待ち受けていたのは思わぬ結末だった。マッツ・フメルスとロベルト・レバンドフスキのゴールで49分までに2点のリードを奪ったものの、直後に1点を返されると、57分に2点目を奪われて同点。前節に続き、2試合連続で2点のリードを追いつかれるという悪夢を経験することになった。悪いことは続くもので、追いつかれた直後にフランク・リベリがひざを痛めて途中交代。詳しい診断結果は出ていないが、長期離脱も覚悟しなければならないかもしれない。

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5)ブンデスリーガのレジェンドがケルンの救世主に

1点ビハインドで迎えたライプツィヒ戦の54分、クラウディオ・ピサロがピッチ脇に姿を見せるとケルンのサポーターから大歓声が沸き起こった。ジョン・コルドバとの交代でピッチに入った大ベテランはすぐにレオナルド・ビッテンクールトのシュートをお膳立て。オフサイド判定で惜しくも同点ゴールとはならなかったが、その後も何度かチャンスを作り出し、チームの力になり得ることを証明した。試合は1ー2で敗れ、チームは開幕7戦未勝利。それでもブンデスリーガのレジェンドは、弱り切ったチームに何かをもたらしてくれるはずだ。

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