Summary

  • ホッフェンハイムとドルトムントがCL行きの切符をつかむ
  • シュトゥットガルトがEL出場に望みをつなぐ金星
  • ハンブルガーSVが初の2部降格

最終節までもつれた欧州チャンピオンズリーグ(CL)出場権争いと残留争いがついに決着。3位の座を巡るドルトムントホッフェンハイムの直接対決は後者が制して初のCL出場を決めた。ブンデスリーガ生き残りを懸けた戦いではハンブルガーSVが無念の初降格。9試合のうち消化試合はわずか1試合と、最後の最後まで熱かった今季ラストマッチを5つのトピックスで振り返る。

1)最終戦黒星もバイエルンが史上4位の好成績でフィニッシュ

早々に27度目のブンデスリーガ制覇(ブンデスリーガ創設前を含むと28度目)を決めたバイエルン・ミュンヘンは最終節でシュトゥットガルトと対戦。ホームで1ー4とまさかの不覚を取ったが、最終勝ち点「84」はリーグ史上4番目となる好成績だった。2位に勝ち点「21」差をつけての独走をけん引したのは、2シーズンぶり3度目の得点王に輝いたロベルト・レバンドフスキだ。近年、タイトルを争っていたピエールエメリック・オバメヤンがドルトムントを去ったこともあり、得点王レースではまさに敵なしの状態だった。30試合で29ゴールを挙げたポーランド代表のエースは、ブンデスリーガ最強ストライカーの看板を引っ提げてロシアの地に乗り込む。

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2)ホッフェンハイムのCL初出場が決定!

CL行きの切符を懸けたラストマッチは、ホッフェンハイムがドルトムントとの直接対決を制して4位から3位に浮上。クラブ史上初のCL出場を決めた。敗れたドルトムントも何とか4位に踏みとどまり、シーズンの目標をクリア。得失点差でわずかにドルトムントに及ばなかったレーバークーゼンが5位、最終節で大勝を収めたライプツィヒが6位となり、欧州リーグ(EL)の出場権を手にした。ホッフェンハイムは昨季も4位に食い込んでCLプレーオフの出場権を得たが、最終的にファイナリストとなるリバプール(イングランド)と対戦する不運もあって本戦出場を逃していた。今季はクラブ史上最高成績の3位でフィニッシュし、ストレートインが確定。2年掛かりでたどり着いた欧州最高峰の舞台でもきっと大暴れしてくれるはずだ。

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3)シュトゥットガルトが欧州カップ戦に滑り込み!?

最終節で王者バイエルンと対戦したシュトゥットガルトが敵地で4-1の大勝を収め、順位を一つ上げて7位に滑り込んだ。開始早々の5分にダニエル・ギンツェックのゴールで先制すると、一度は追いつかれたもののハーフタイム直前に勝ち越しに成功。後半にも2点を加えて大金星を挙げた。ブンデスリーガ復帰1年目の今季はシーズン序盤こそ残留争いに巻き込まれたものの、1月末の監督交代を機にV字回復。後半戦はバイエルンに次ぐリーグ2位の好成績を残した。5月19日に行われるドイツサッカー連盟カップ決勝でバイエルンがアイントラハト・フランクフルトを下して優勝すれば、7位チームにはEL予選の出場権が転がり込む。金星を献上してくれたバイエルンに今度は援護射撃をお願いすることになりそうだ。

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4)ウォルフスブルクがプレーオフ出場権を死守

ウォルフスブルクが最終戦で4ー1の快勝を収めて16位の座を死守。入れ替え戦経由でのブンデスリーガ残留に望みをつないだ。敗れれば自動降格圏転落の可能性もあったが、すでに降格が決まっていたケルンを相手にヨシュア・ギラボギが開始42秒で先制点。30分過ぎに1点を返されたものの、後半に3ゴールを挙げて価値ある勝利を挙げた。2シーズン連続となるプレーオフの相手は2部3位のキール。運命の入れ替え戦は5月17日と21日に行われる。

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5)ハンブルガーSV、クラブの伝統を守れず

ハンブルガーSVが55年にわたって在籍したブンデスリーガの舞台から姿を消すことになった。ブンデスリーガが創設された1963/64シーズンからこれまで唯一降格がなかった北の名門も、クラブの伝統を守り切ることはできなかった。降格回避には勝利が最低条件だった最終戦。ハンブルクはEL出場権を狙う9位メンヘングラートバッハ(ボルシアMG)相手に終始押し気味に試合を進めて2-1の勝利。しかし、16位ウォルフスブルクが勝利したため奇跡の逆転はならなかった。これで本拠地フォルクスパーク・シュターディオンの北西側スタンドで「ブンデスリーガの在籍期間」を刻んでいた時計もついにストップ。クラブレジェンドのウベ・ゼーラー氏は「とても悲しい」と言葉を絞り出すのがやっとだった。

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