Summary

  • チーム再建に成功したシャルケが2位フィニッシュ
  • 残留争い、欧州カップ戦出場権争いともに決着は最終節へ
  • フランクフルトのマイヤーが復帰ゴールを記録

上位勢がそろって足踏みする中、勝ち点3を手にしたシャルケの2位フィニッシュが確定。マインツは苦手のドルトムント戦で金星を挙げて残留を決めた。残留争い、欧州カップ戦出場権争いの決着は最終節に持ち越し。大詰めを迎えたブンデスリーガ第33節を5つのトピックスで振り返る。

1)完璧なシーズンを送ったシャルケが2位フィニッシュ

シャルケが敵地でアウクスブルクを下し、1試合を残して2位フィニッシュ。4シーズンぶりの欧州チャンピオンズリーグ(CL)参戦を決めた。「開幕前、CL出場など全く考えてもいなかった。欧州カップ戦に手が届けばというところだった」。ドメニコ・テデスコ監督の言葉が物語るように、昨季の10位から大幅な順位アップ。大方の予想を覆し、当初の目標を上回る好成績を残した。これで宿敵ドルトムントよりも上の順位でシーズンを終えることが決定。シャルケにとっては最高の1年となった。

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2)マインツが鬼門のドルトムント戦で残留を決める

マインツが過去12試合で一度も勝てなかったドルトムントとのアウェー戦で初白星を挙げ、1試合を残して残留を確定させた。前節、ブンデスリーガ初出場で初ゴールと華々しいデビューを飾った20歳のリドレ・バクが、この日も開始4分に先制点をマーク。13分には武藤嘉紀が貴重な追加点を挙げて2ー1で逃げ切った。チームは第30節以降の4試合で3勝と見事なラストスパートを披露。殊勲のバクは「最後の最後まで戦い抜いたことが報われた」と大喜びだった。

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3)生き残りを懸けた戦いの決着は最終節へ

今節は15位フライブルク、16位ウォルフスブルク、17位ハンブルガーSVがそろって敗れ、残留争いの決着は最終節までもつれることになった。三つ巴のサバイバルレースで優位に立つのはフライブルク(勝ち点33、得失点差-26)。アウクスブルクとの最終節で勝ち点1以上を取れば自力での残留が決まり、敗れた場合でもウォルフスブルク(勝ち点30、得失点差-15)がケルンに引き分け以下であれば15位が確定する。一方、最も厳しい状況に置かれているハンブルク(勝ち点28、得失点差-25)は、次節のメンヘングラートバッハ(ボルシアMG)戦に勝った上で、ウォルフスブルクの敗戦を願うしかない。

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4)熱戦継続!欧州カップ戦の切符を手にするのは…

3位以下がそろって勝ち点を取りこぼしたことで、欧州カップ戦の出場権争いは3位のドルトムント(勝ち点55)を先頭に、ホッフェンハイム(勝ち点52)、レーバークーゼン(勝ち点52)、ライプツィヒ(勝ち点50)、アイントラハト・フランクフルト(勝ち点49)、シュトゥットガルト(勝ち点48)、ボルシアMG(勝ち点47)の7チームで争われることになった。最終節はCL出場権を狙うドルトムントとホッフェンハイムの直接対決もあり、シーズンのフィナーレにふさわしい熱い戦いが期待できそうだ。

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5)“神様”マイヤーがゴールとともにカムバック

くるぶしを痛めてシーズン開幕から戦線離脱を強いられていたフランクフルトの“フスバル・ゴット”ことアレクサンダー・マイヤーが、ハンブルクとのホーム最終戦で87分からピッチに立ち、カムバックを果たした。すると、そのわずか3分後に技ありの左足ボレーでチーム3点目を挙げて自ら復帰戦を祝福。かつてブンデスリーガ得点王に輝いたスーパーエースは「この瞬間を一生忘れない」と感激しきりだった。

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