Summary

  • ケルンが好調ブレーメンを叩いてEL出場に前進
  • ドルトムントがホッフェンハイムとの“3位決定戦”を制す
  • 昇格組ライプツィヒのCL出場が決定

リーグチャンピオンに続き、第32節では欧州チャンピオンズリーグ(CL)出場の1枠と降格の1枠が埋まった。欧州リーグ(EL)を巡る争いも事実上2チームが脱落。悲喜こもごもがあった第32節のトピックス5つを紹介する。

1)難所をクリアしてCL行きの切符を確保

ライプツィヒが最高の形で来季のCL出場権を手に入れた。ホームで抜群の強さを誇るヘルタ・ベルリンを相手に敵地で4ー1の圧勝。歴史的な快進撃を続けてきたチームに今季一番のハイライトが訪れた瞬間だった。

昇格チームがCL出場権を獲得するのは1997/98シーズンのカイザースラウテルン以来、史上2クラブ目の快挙。チームを成功に導いたラルフ・ハーゼンヒュットル監督は、「とても誇らしく感じている。これだけ多くのサポーターに祝ってもらえるなんて、これ以上のことは望めない」と、ベルリンまで駆けつけたサポーターに感謝していた。

この試合のマッチウィナーはやはりティモ・ウェアナーだろう。先制ゴールに続いてチームの2点目もマークし、今季のゴール数を「19」まで伸ばした。「シーズン通してやり続けた結果、ものすごく大きなものを手に入れることができた」。自らのゴールでチームを引っ張ってきた21歳は、欧州最高峰の舞台への挑戦を心待ちにしている。

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2)CL本戦最後の切符はドルトムントが“仮押さえ”

ドルトムントホッフェンハイムとの直接対決は制し、CL本戦出場権が得られる3位の座を奪還した。大一番で本領を発揮したのはマーコ・ロイスとピエールエメリック・オバメヤンの2枚看板。ロイスが4分に先制点を決めると、オバメヤンも82分に追加点を挙げて粘るホッフェンハイムを振り切った。

今季のゴール数を「28」としたオバメヤンは、得点王を争いでもロベルト・レバンドフスキ(バイエルン・ミュンヘン)に再び並んだ。直接対決でライバルを3位から引きずり下ろしたドルトムントは、“仮押さえ”したCL行きの切符を最後までキープできるか。

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3)好調ブレーメンを止めたのはケルン

欧州リーグ(EL)の出場権を争うケルンブレーメンの直接対決は、見応えのある撃ち合いの末にケルンが4ー3で競り勝った。アントニー・モデステの2ゴールなどで5試合ぶりの勝利を飾ったケルンは7位に浮上。一方、12試合ぶりの黒星を喫したブレーメンは8位に転落した。

第20節からの11試合を9勝2分けで乗り切り、16位から一気に6位まで順位を上げてきたブレーメン。今節は小休止となってしまったが、残り2戦の相手はホッフェンハイムとドルトムント。大逆転のEL出場へ向けて立ち止まっている暇はない。

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4)“代理の代理”で大仕事

バイエルン・ミュンヘンのGKトム・シュターケは、第3GKとしてこれまでほとんどの試合をスタンドから見守ってきた。ところが、正GKマヌエル・ノイアーに続いて第2GKのスベン・ウルライヒも負傷。ダルムシュタット戦で久しぶりに出番が巡ってきた。

シュターケはバイエルン在籍5年目を迎えるが、公式戦でゴールマウスに立つのは今回で8度目。「ウォーミングアップの段階から1秒1秒を味わったよ。サポーターもとても温かく迎えてくれた。90分間、とにかく楽しかった」と、めったに巡ってこない出場機会を堪能した様子だった。

そんな“代理の代理”の守護神は、1ー0で迎えた86分に相手のPKをストップ。約3年ぶりの公式戦で見事な働きを見せ、優勝決定後初のホームゲームでチームを勝利に導いた。

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5)3度目の生還ならず……

絶体絶命のピンチを奇跡的な粘りで生き延びてきたダルムシュタットがついに力尽きた。「引き分け以下で降格決定」という状況から2週にわたって降格決定を回避してきたが、ミュンヘンに乗り込んでのバイエルン戦で0ー1の敗戦。ハミト・アルティントップのPK失敗という不運にも見舞われ、3度目の生還はならなかった。

それでも、崖っぷちの状況からクラブ史上初の3連勝を飾り、今節も王者相手に善戦。今季アリアンツ・アレーナで13本ものシュートを放ったアウェーチームはダルムシュタットが初めてだった。

結果的には今季の降格第1号となってしまったが、ダルムシュタットのサポーターは試合終了後も選手たちに声援と拍手を送り続けた。シーズン途中からチームを率いたトーステン・フリンクス監督も、「選手たちは最後まで戦い、全力を出し切ってくれた」と諦めずに戦い抜いたチームをねぎらった。

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