Summary

  • 熾烈な残留争いは3チームが貴重な勝ち点3を獲得
  • ケルンが2試合を残して降格決定
  • 主力温存のバイエルンは次世代の活躍で大勝

残留を懸けたサバイバルレースはマインツフライブルク、そしてハンブルガーSVが大きな勝ち点3を獲得。一方、敗れたケルンは2試合を残して降格が決定した。バイエルン・ミュンヘンは欧州チャンピオンズリーグ(CL)を見据えて大幅にメンバーを入れ替えながらも、地力の差を見せつけて快勝。第32節のトピックス5つを振り返る。

1)ハンブルク、恒例の“ミラクル劇場”開演

ブンデスリーガ創設から唯一降格したことがないハンブルクが今季も土壇場で驚異の粘りを見せている。負ければ降格の可能性もあったウォルフスブルクとの直接対決を3ー1で制して2連勝を達成。第30節にホッフェンハイムに敗れた時点で「8」ポイント差あった16位との勝ち点差は一気に「2」まで縮まった。近年は残留争いの常連となっているが、そこで鍛えられた“サバイバル力”が無駄ではなかったことを残り2試合で証明できるか。

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2)ホッフェンハイムがロングスパートでCL圏に到達

ホッフェンハイムハノーファー相手に3ー1の快勝を収め、ついにCL出場圏内の4位に浮上した。これで9試合連続の勝ち点獲得となったが、際立つのはホームでの強さ。ハノーファー戦の勝利で今季ホームゲーム10勝目を挙げ、クラブ史上初のCL出場に大きく前進した。

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3)前半戦のツケは大きく…ケルンが6度目の降格

勝利以外なら降格決定という絶対絶命の状況で迎えた第32節。ケルンが敵地で16位フライブルクに2ー3で敗れて6度目の2部行きが決まった。2点ビハインドの劣勢から一時は同点に追いついたものの、後半アディショナルタイムに決勝点を奪われて万事休す。シーズン後半戦は持ち直したものの、1勝3分け13敗という前半戦の絶不調が最後まで重くのしかかった。一方、勝ったフライブルクは連敗を「5」でストップ。残留圏内の15位に浮上した。

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4)ユース組4人が入っても王者は強い

3日後に控えたCL準決勝第2戦を見据えて主力を温存したバイエルンが、アイントラハト・フランクフルトを4ー1で下した。ハメス・ロドリゲス、トーマス・ミュラー、ロベルト・レバンドフスキ、フランク・リベリら先発8人を入れ替えながら、それでも勝ってしまうのが絶対王者たるゆえんだ。ユップ・ハインケス監督は下部組織でプレーする4選手を先発に抜擢。前節デビューを飾ったルーカス・マイ(19)に加え、ニクラス・ドルシュ(20)、メアティアン・シャバニ(19)、フランク・エビナ(17)がブンデスリーガ初出場を果たした。

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5)マインツがセンセーショナルな勝利

マインツがライプツィヒをホームに迎えた一戦で3ー0の快勝を収め、大きな大きな勝ち点3を手にした。好調パプロ・デブラシスのゴールで先制すると、終盤にアレクサンドル・マクシム、さらにはこの日がデビュー戦となった20歳のボート・バクが決めてダメ押し。格上相手の理想的な勝利にサンドロ・シュワルツ監督は「素晴らしい試合だった。センセーショナル」と興奮を抑えきれない様子だった。これで降格圏の17位との勝ち点差は「5」。残留決定まで「あと一歩」に迫った。

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