Summary

  • ルール・ダービーはシャルケに軍配
  • バイエルンのハインケス監督が前人未到の領域に到達
  • レーバークーゼンが3位に浮上。大混戦の上位争い

2位の座を懸けたシャルケドルトムントのルール・ダービーは、ホームのシャルケが2ー0の快勝を収めて5試合ぶりにダービーでの決着をつけた。大混戦の欧州チャンピオンズリーグ(CL)出場権争いでは、アイントラハト・フランクフルトとの直接対決を制したレーバークーゼンがドルトムントに代わって3位に浮上。ニコ・コバチ監督のバイエルン・ミュンヘン行きという電撃発表に揺れたフランクフルトは1ー4の完敗を喫した。新監督人事が決まったバイエルンは他チームの騒動もどこ吹く風で、指揮官の偉業を勝利で祝福。第30節を5つのトピックスで振り返る。

1)シャルケが3年半ぶりのダービー勝利

シャルケが2位、ドルトムントが3位、両チームの勝ち点差が「1」という絶好のシチュエーションで行われたルール・ダービーは、シャルケが2ー0で制して2014年9月以来のダービー勝利を飾った。ドルトムントはシャルケの献身的なプレーを前になす術なく敗れ、ペーター・シュテーガー監督も「シャルケは勝つべくして勝った」と潔く敗北を認めるしかなかった。シャルケは50分にイェフヘン・コノプリャンカがクラブのブンデスリーガ通算2500点目となる一発で先制、82分にはFKからナルドが強烈なシュートを叩き込んで宿敵を沈めた。2位の座を守り、CL出場に大きく前進したシャルケのドメニコ・テデスコ監督は「選手、そしてサポーターにとって非常に喜ばしいこと」と上機嫌だった。

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2)ナルドはドルトムントの天敵

シャルケのナルドが再びダービーのヒーローになった。35歳の大ベテランはFKから20メートルの弾丸シュートを沈めてキャリア最多となるシーズン7点目をマーク。本職の守備でも対人勝率89%をマークし、宿敵の攻撃陣をシャットアウトした。ナルドは4点差のビハインドを背負った前回のダービーでも後半アディショナルタイムに劇的な同点弾を突き刺している。ブレーメン在籍時代も含めるとドルトムント戦は通算6ゴール。ドルトムントにとってはもはや悪夢の存在でしかない。

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3)ハインケス監督がついに前人未到の領域へ

早々に6連覇を決めても決して気を緩めることはない。ちょっとでも相手が優位に立とうものなら徹底的に叩きつぶす。今節もメンヘングラートバッハ(ボルシアMG)相手に5ー1の勝ち。いかにもバイエルンらしい逆転勝利だった。この試合で72歳のユップ・ハインケス監督は現役時代と合わせてブンデスリーガ通算1034試合に到達。オットー・レーハーゲルを抜いて歴代単独最多に躍り出た。この先も破られることがないであろう領域にたどりついた名将にとって唯一気がかりだったのが自身の後任問題だが、これもフランクフルトのコバチ監督の就任が発表されて一件落着。選手時代はバイエルンでも活躍したクラブOBの就任決定で、ハインケス監督は心おきなく勇退の道を歩めそうだ。

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4)レーバークーゼンが上位対決2連勝で3位浮上

4位のレーバークーゼンが勝ち点2差の5位フランクフルトに4ー1で大勝。前節のライプツィヒに続いてライバルから白星を挙げて3位に浮上した。先制後に一度は追いつかれたものの、後半に入るとケビン・フォラントがブンデスリーガでは自身初となるハットトリックを達成して勝利の原動力となった。さらにこの試合ではカイ・ハフェルツがブンデスリーガ通算50試合出場を達成。18歳307日での50試合出場はティモ・ウェアナー(ライプツィヒ)の記録を抜いて史上最速での到達となった。

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5)ニャブリがまたも躍動!負けないホッフェンハイム

ホッフェンハイムは現在、ブンデスリーガ18チームの中で最も長く勝ち点を取り続けている。今節はハンブルガーSVに2ー0で一蹴し、これで7試合連続の勝ち点獲得に成功(4勝3分け)。ホームゲームでの3試合連続完封勝利はクラブ史上初めてのことだった。着々と勝ち点を積み上げるチームを力強くけん引しているのが、この日も先制点を決めたセルジュ・ニャブリだ。現在3試合連続ゴール中で、第25節以降の6試合で6得点。若きアタッカーがシーズンのクライマックスに向けてゴール量産体制に入っている。

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